亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.07.17
日めくりオントモ語録/アレクサンドル・タロー
コンサート会場にいるときは、みんなが手と手を取り合って同じ体験をしている。そのときにはなにか、互いをゆるしあい、分かち合える、そして、平和がある。
―― アレクサンドル・タロー 「レコード芸術」2016年7月号より
バッハの《ゴールドベルク変奏曲》の最後のアリアは、沈黙・静寂であるというアレクサンドル・タロー。コンサートで体験する静寂は、日常に感じるものとは違って分かち合える静寂であり、それを通して「本質的なこと以外はなんでもない」と思うことができると語りました。
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
アレクサンドル・タロー(Alexandre THARAUD 1968〜)
1968年フランス生まれ。 パリ国立高等音楽院卒業。1989年、ミュンヘン国際コンクールにおいて第2位を獲得し、以後国際的な演奏活動を展開している。現代フランスを代表するピアニストの1人で、特に優れたCD録音に注目が集まっている。近年ではハルモニア・ムンディやエラート(旧ヴァージン・クラシックス)のアーティストとして、ラヴェル、クープラン、ショパン、サティ、J.S.バッハなどの作品の録音を行い、ディアパソン、フォノ・フォルム、クラシカ、モンド・ドゥ・ラ・ミュジクといったヨーロッパの主要音楽誌上で絶賛を博している。リサイタル・ピアニストとして各地のオーケストラとの共演やフェスティバルへの出演はもちろん、若手作曲家への委嘱による「ラモーへのオマージュ」、「クープランへのオマージュ」、1日を通してサティの作品を演奏する「ジュルネ・サティ」など、意欲的なプログラムで常に注目を集めている。
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2023.09.27
ルイサダにきく 若いピアニストの指導哲学〈後編〉演奏における自由と感情表現につい...
2023.09.26
ルイサダにきく 若いピアニストの指導哲学〈前編〉過去を振り返ること、感受性の確立
2023.09.26
弁護士・阿友子の ミュンヘンからの音楽便り#4 日墺に残された、戦時加算という代...
2023.09.24
ヘンデルがオペラ作曲のお供に味わった 流行のホットチョコレート
2023.09.22
開催目前! 10/5~第2回ショパン・ピリオド楽器コンクールが開幕
2023.09.21
ゼルキン一筋! 大石啓が敬愛する巨匠へのオマージュとしてベートーヴェンに挑戦
2023.09.20
アーティストの悩み、持続的な活動をサポートする窓口がオープン
2023.09.20
大和ハウスの「音の自由区」~響きのよさと広さ、明るさを叶える快適防音室&静音室