秋を静謐に彩る、坂本龍一のピアノ
2018.05.08
日めくりオントモ語録/フランソワ=グザヴィエ・ロト
自分をある特定の範中に収めたくないし、自分を制限したいとも思いません。私は指揮者であり、音楽家であり、あらゆる時代の音楽を愛しています。
―― フランソワ=グザヴィエ・ロト 「レコード芸術」2018年3月号より
歴史的なルールを重んじる「古楽系の指揮者」というイメージが強いロトですが、モダン・オーケストラや現代音楽の指揮活動にも意欲的です。好きな音楽をすばらしい演奏にするためには、敢えて間違いとわかった方法も試しているようで、「私は教義的な音楽家ではありません」という言葉も印象的です。
フランソワ=グザヴィエ・ロト (Francois-Xavier ROTH 1971-)
1971年11月、フランス・パリ生まれの指揮者/音楽監督。17世紀から現代までの音楽をレパートリーとして、モダンかつ革新的な演奏にチャレンジする。2003年、作曲当時の様式に合わせてモダンとピリオド両方の楽器を用いるオーケストラ、レ・シエクルを結成。2011年9月にはSWR交響楽バーデンバーデンウントフライブルクの首席指揮者に就任。シュトラウスの交響詩やブーレーズ作品を探究している。これまでにフランス、イタリア、ドイツ、イギリスのヨーロッパ各国をはじめ、日本でもコンサートを開催。ロンドン響、ボストン響、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ、ウィーン響、オランダ放送響、N響など世界各国のオーケストラとの共演も行なう。
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2021.04.13
ソナチネ:ソナタ+ina=小さなソナタ!
2021.04.12
N響の首席指揮者にイタリア出身のファビオ・ルイージ〜篠崎史紀との対談公開中
2021.04.12
ムーティが来日! 記者会見とオペラ指導のオンライン配信で語ったヴェルディ《マクベ...
2021.04.11
《私たちの主は甦られた》BWV67——復活後第1日曜日
2021.04.11
ブーニンが語るショパンコンクール~ショパンが表現したかったことを表現する使命
2021.04.10
ヨハネス・フライシュマン、コルンゴルトとツァイスルのハリウッド移住と傑作を語る
2021.04.09
続・手の大きさとラフマニノフの話~第2番協奏曲の和音は練習で弾けるようになるのか
2021.04.08
ほのぼのと寄り添う漁港の猫たちと、2本の木管楽器のやりとり