日めくりオントモ語録/ヤニス・クセナキス

読みもの
2018.05.19
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イラスト:駿高泰子

政治や経済の話は多くされるけれども、自分たちの生に価値を与える、人生を生きる価値があるものにする、それの話をすることを忘れているのではないかと思うのです。何かというと、それは、つくること――創造することだと思います。

―― ヤニス・クセナキス 『すべての因襲から逃れるために 武満徹対談集』(音楽之友社刊)より

現代作曲家のなかでも特に前衛的な活動でしられたクセナキス。芸術の分野における創造は、人間の能力のなかで1番豊かなものだ、その力を人間がもつことになれば、戦争の危機というものはより少なくなる、とも語っています。

ヤニス・クセナキス (Ιάννης Ξενάκης 1922-2001)

1922年5月29日生まれ、ルーマニア出身のギリシャ系フランス人の現代音楽作曲家/建築家。アテネ工科大学で建築と数学を学び、第二次大戦後にギリシャを出て、仏・パリへ移る。48年より建築家ル・コルビュジエに弟子入りしてコルビュジェを助ける一方、パリ音楽院にて作曲方法を学び、数学の理論を応用した作曲法を発案。66年にパリに〈数学的、自動的音楽の研究センター〉(CEMAMu)を設立し、図形を音楽に変換する作曲法の開発に成功。97年に京都賞思想・芸術部門を受賞し来日。晩年はアルツハイマー型認知症に冒され、97年の『オメガ』で作曲活動を停止。2001年2月4日、パリで死去。78歳没。

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