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2018.08.07
日めくりオントモ語録/セリーヌ・モワネ
オーボエの無伴奏ソロにこれだけ素晴らしい曲があることを多くの人に知って欲しかった
――セリーヌ・モワネ「レコード芸術」2013年8月号より
デビューCDを無伴奏の曲ばかりで構成したセリーヌ。きっかけはブリテンの《オヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼ(変容)》だった。「実際にコンサートのステージで演奏したら聴衆の反応がとてもよかったんです。みなさんがこの曲を気に入ってくれたと感じたことが嬉しかったので、これを録音してみたいと考えたんです」と語った。
セリーヌ・モワネ(Celine Moinet 1984~)
1984年フランスのリール生まれ。ダヴィッド・ヴァルターとモーリス・ブルグに師事し、パリ国立高等音楽院を卒業。アバドが指揮するグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラに在籍後、ゲスト・ソロ・オーボエ奏者としてベルリン・ドイツ響、北ドイツ放送響、ハンブルク・フィル、フランクフルト・ムゼーウム管、シュトゥットガルト放送響に招かれる。アメリカのフェルナンド・ジレ国際オーボエ・コンクールをはじめ、数多くのコンクールで入賞。その後、2006~08年にマンハイム国立劇場管で首席オーボエ奏者を務め、2008年6月からあはドレスデン・シュターツカペレ(国立歌劇場、ゼンパーオーパー)の首席オーボエ奏者を務めている。協奏曲のソリスト、室内楽奏者としても活躍の場を広げているほか、2011年秋には、ウィーン・フィルの招きにより、同オーケストラの日本を含むアジア・ツアーに参加した。古典から現代音楽までの幅広いレパートリーでオーボエの持つ様々な可能性を明らかにしている。
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