2018.09.13
日めくりオントモ語録/ミシェル・ベロフ
そこに人が存在する限りは、その人独自の表現性というものが生まれてくる
―― ミシェル・ベロフ 「ムジカノーヴァ」2003年9月号より
若い作曲家たちに、大きな期待を寄せているというベロフ。20世紀後半の聴衆とかけ離れてしまったスタイルではなくて、音楽と聴衆を結びつける役割を模索する意欲的な活動をしていると評価しました。ピアノ音楽の新しい表現を見つけるのは容易ではないけれど、人の可能性を信じ、演奏家として自らも作曲家の手伝いをしたいと語りました。
クロード・ドビュッシー:『12の練習曲』~12.「和音のための」
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
ミシェル・ベロフ(Michel BEROFF 1950-)
1950年フランス生まれ。1966年にパリ国立高等音楽院を卒業し、翌年の第1回オリヴィエ・メシアン国際ピアノ・コンクールで優勝。以来、メシアンの音楽の最も優れた解釈者の一人として知られる。
その後の数年間は、世界的に最も著名なオーケストラとコンサートを行う。共演指揮者は、クラウディオ・アバド、ダニエル・バレンボイム、レナード・バーンスタイン、ピエール・ブーレーズ、クリストフ・フォン・ドホナーニ、アンタル・ドラティ、シャルル・デュトワ、クリストフ・エッシェンバッハ、ミヒャエル・ギーレン、エリアフ・インバル、エーリッヒ・ラインスドルフ、オイゲン・ヨッフム、クルト・マズア、小澤征爾、アンドレ・プレヴィン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ジュゼッペ・シノーポリ、ゲオルク・ショルティ、クラウス・テンシュテット、マイケル・ティルソン・トーマス、デイヴィッド・ジンマンなどであった。室内楽奏者としても活躍し、マルタ・アルゲリッチ、バーバラ・ヘンドリックス、ジャン・フィリップ・コラール、オーギュスタン・デュメイ、ピエール・アモイヤル、リン・ハレルなどと共演している。
関連する記事
-
【牛田智大 音の記憶を訪う】「自然なピアノ」を実現するための技術~基本に戻った2...
-
ピアノデュオ・坂本彩、リサの25の扉<前編>性格は姉妹で正反対?デュオを組むきっ...
-
小原孝×ハラミちゃん特別対談〜ピアノ界のトップランナー2人の活動の原点
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2025.05.18
エリザベート王妃国際音楽コンクール ファイナルに日本から4名進出!演奏順が発表
2025.05.17
快眠の専門家に聞いた、音楽とフットケアが導く快眠のヒント
2025.05.16
「元気になる、わたしの推し曲」アンケート調査中!
2025.05.16
CD『音の怪獣~こどものためのいふくべあきら』発売!~特撮や怪獣が好きな全ての人...
2025.05.15
今週の音楽家の名言【ピアニスト・舘野泉】
2025.05.14
ベートーヴェン弦楽四重奏曲を理解する6つのキーワード~芸術と存在をめぐる内なる旅
2025.05.14
動画で学ぼう!日本の歌のうたいかた#10(最終回)「日本の歌の正しいうたいかた」...
2025.05.13
【速報】アジア人初の快挙!チョン・ミョンフン、ミラノ・スカラ座音楽監督に