ルイサダにきく 若いピアニストの指導哲学〈前編〉過去を振り返ること、感受性の確立
2018.10.26
日めくりオントモ語録/長富彩
ラフマニノフを弾くなら“ルイス君しかいない”と思い、リクエストしました。
―― 長富彩「音楽の友」2018年11月号より
1912年製のヴィンテージのニューヨーク・スタインウェイ「CD368“ルイス”」について。これまでも様々な場面で演奏してきた戦友のようなピアノである。「ラフマニノフの自作自演の演奏やホロヴィッツが弾いていた『CD75』と同じ響きが聴こえるんです。情熱的でありながら哀愁のあるラフマニノフの作品に、これ以上ふさわしいピアノはないと思います」と語った。
長富彩(Aya NAGATOMI)
1986年生まれ。2002年、東京音楽大学付属高校ピアノ演奏家コースに特待生奨学金を得て入学。これまでに日本コロムビアより3枚のアルバムをリリース。3作目にあたる『レゾナンス~ホロヴィッツ・トリビュート』では、ホロヴィッツが恋したと言われる銘器スタインウェイ 《CD75》をレコーディングに使用。『レコード芸術』誌において特選盤に選出された。2014年11月にはYouTubeで200万再生を超えた「ラ・カンパネラ」を含むDVD『AYA NAGA-TOMI IN CONCERT』をテレビマンユニオンレーベルよりリリース。月刊『stereo』誌にて特選盤に選ばれる。2016年11月に、キャリア初となるベートーヴェン単独の作品集「Aya Nagatomi plays Beethoven」をリリース。近年は作曲家の生涯を題材にした講座形式のコンサートを行うほかラジオのパーソナリティも務めるなど、演奏活動と並行してクラシックをより多くの人に届けるための活動も行っている。
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