【牛田智大 音の記憶を訪う】リーズこぼれ話~コンテスタントたちとの忘れがたい日々
2018.10.27
日めくりオントモ語録/ポール・ルイス
コンクールに関わるのは初めてで、とてもやりがいのある仕事でしたが、大変でもありました。特にセミファイナルに進む10人の名前を読み上げるのは私の人生の中でもっとも辛い体験でした。
―― ポール・ルイス「音楽の友」2018年11月号より
9月に行われたリーズ国際ピアノ・コンクールにおいて審査委員長の大役を務めたポール。「最終的には第1位のエリック・ルーをはじめ、すばらしいピアニストが受賞したと思います。3人の入賞者に共通するのは、いずれも実に誠実な音楽家であることです」と、自身の誠実な様子もわかる発言を残した。
ポール・ルイス(Paul Lewis)
イギリスのリヴァプール生まれ。チェタム音楽学校でリスザルド・バクスト氏に、ロンドンのギルドホール音楽学校でジョン・ハヴィル氏に師事。その後、アルフレッド・ブレンデル氏から正式に教えを受ける。1994年のロンドン国際ピアノコンクールを含め多くのコンクールで成功した後、BBCの「新世代アーティスト」に選ばれる。またウィグモア・ホールはヨーロッパ・コンサート・ホール協会の「ライジング・スター」の代表演奏家にポール・ルイスを選出する。高い評価を受けているシューベルト・ピアノ・ソナタ・シリーズはウィグモア・ホールを含め英国中の会場で演奏会が持たれる。また、「サウス・バンク・ショウ・クラシック音楽賞」と2003年のロイヤル・フィルハーモニック協会の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
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