牛田智大「音の記憶を訪う」 #1 連載開始にあたって。そしてポーランドの住まいの...
2018.10.29
日めくりオントモ語録/ファジル・サイ
音楽という大きな館に住んでいるようなもので、書くのも弾くのも同じ感覚。
―― ファジル・サイ「音楽の友」2018年11月号より
作曲もピアノ演奏も5歳からしていたというファジル・サイ。「演奏家としては、自分の作品もベートーヴェンのそれと同様に解釈して臨んでいます。ただ、自分の作品は、その時々によってさまざまに変えたくなってしまう」と語るその理由は、「自作では、時々の考えやインスピレーションを取り込んでいきたくなってしまうのです。ショパンも自作自演するたびに出版した楽譜と異なっていたというから、私も許されるかな、と」話した。
ファジル・サイ(Fazil SAY)
1970年、トルコのアンカラ生まれ。92年から95年までベルリン音楽院で学ぶ。94年にフランスでのリサイタル・デビューを飾る。以来、各有名ホールでのリサイタルに加え、世界一流のオーケストラと定期的に共演するなど、世界各地で活発な活動を展開している。作曲家でもあり、ピアノ協奏曲《シルクロード》、《ブラック・アース》をはじめ、交響曲4曲を書いており、自作曲を収めたCDを定期的にリリース。2016年秋はモーツァルトのピアノ・ソナタ全集をリリースし、2017年にエコー・クラシック賞を受賞。2014年にサイ作曲の交響曲第1番《イスタンブール》が日本初演された。
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2024.04.28
演奏が中断するとアラビア語が飛び交う!? エジプト随一のシンフォニーオーケストラ
2024.04.27
『レコ芸』歴代編集部員が選ぶ 心に刺さった批評#5 録音芸術の永遠の問いがここに
2024.04.27
川口成彦・青柳いづみこ対談〜ピリオド楽器コンクール鑑賞をより楽しむ方法
2024.04.26
ウィーン少年合唱団が来日!シューベルト組がメルヒェンと四季をテーマに全国ツアー
2024.04.26
川口成彦・青柳いづみこ対談〜ショパン演奏に新たな道を切り拓いたピリオド楽器コンク...
2024.04.25
2024年アニバーサリー作曲家をコンサートで聴こう! 音楽ライターが選ぶ10公演
2024.04.22
ピアニストの辻井伸行がドイツ・グラモフォンと日本人初のグローバル専属契約
2024.04.22
ネゼ=セガン音楽監督、総裁ゲルブが語る METオーケストラの新時代と来日公演の聴...