読みもの
2018.04.04

日めくりオントモ語録/トン・コープマン

イラスト:駿高泰子

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私はバッハの優れた弟子のひとりのように演奏したいと心掛けています。

――トン・コープマン 「レコード芸術」1986年8月号より

 ピリオド奏法(作曲された当時の演奏様式を復元する試み)の第一人者であるオルガン奏者らしい名言。「もし私がバッハの時代にいたとしたら、恐らくバッハは私にも彼の方法、考え方を教えてくれたでしょうし、時には『うん、悪くないよ』と肩を叩いてくれる場面もあるかもしれません」とも語っています。

バッハがオルガニストを務めたライプツィヒの聖トーマス教会のオルガン。
トン・コープマン(Ton KOOPMAN 1944 -)

オランダのオルガン奏者、チェンバロ奏者、指揮者。アムステルダムでクラシック音楽の教育を受け、音楽学のほか、オルガンとチェンバロを学び、両楽器については優秀賞を授与された。古楽器に魅了され、文献学的な奏法に興味を持った彼は、バッハを中心にバロック音楽を専門に研究するようになり、やがて『真正な演奏』の第一人者と呼ばれるようになった。

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