亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.04.06
日めくりオントモ語録/アンリエット・ピュイグ=ロジェ
鍵盤を決して乱暴に叩かず、思いを込めて美しい音を出すように。左手も大切に
――アンリエット・ピュイグ=ロジェ 「ムジカノーヴァ」2017年12月号より
東京芸術大学でも名教師として知られたピュイグ=ロジェから、ピアニスト藤井一興さんに向けられた言葉。レッスンの中で歴史の話になったり、フランス語の新聞を読まされたり! 生徒が苦手と感じているところを徹底的に指導する先生だったと回想しています。
マダム・ピュイグ=ロジェがオルガンを務めたアンドレ・クリュイタンス指揮のサン=サーンス作曲《交響曲第3番”オルガン付”》
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(Henriette PUIG=ROGET 1910-1992)
フランスのピアニスト、オルガニスト、作曲家、音楽教育者。1919年にパリ音楽院に進み、1926年から1930年までソフィ・シェネ、アベル・エティル、イシドール・フィリップ、ジャン・ギャロン、ノエル・ギャロン、モーリス・エマニュエル、マルセル・デュプレらに師事し、ピアノ、和声法、音楽史、伴奏法、対位法、フーガ、オルガンを学んで6回首席に輝く。1957年よりパリ音楽院で伴奏法を指導する。1979年に退官してから来日し、東京藝術大学ピアノ科にて教鞭を執った。
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