動画で学ぼう!日本の歌のうたいかた#6 小5で習う《こいのぼり》《冬げしき》ほか
小、中、高校の音楽の授業で習う日本の歌を、児童生徒が動画で学習できるようにしたWeb教材の連載。日本語の美しい発声と発音を身につけましょう。音楽の先生はもちろん、大人の趣味やデイケアなどでも広くご活用ください。第5回は《こいのぼり》《冬げしき》《スキーの歌》の学びかたと教えかたです。
《こいのぼり》文部省唱歌
♪はずむリズムと歌詞の発音のしかたを、動画をまねして歌いましょう。
♪前半と後半の音楽のとくちょうはちがいますね。とくちょうを生かして歌いましょう。
♪「こいは急流を登ってりゅうになる」という中国のことわざがあります。
【先生方へ】
はずむリズムと言葉の発音との関わりを、範唱動画をまねることで理解して歌唱できます。5年生は、曲の構成を理解して表現することができます。後半の長い音価の旋律の特徴を生かし、前半と対照的に表現の創意工夫をさせましょう。
また、この歌詞のもとになった中国のことわざと、端午の節句について説明しましょう。
《冬げしき》文部省唱歌
♪1段目と2段目、3段目と4段目がそれぞれ問いと答えになっています。どのように表現するか工夫しましょう。
♪歌詞に表されている時間帯(朝、昼、夜)は、1番、2番、3番それぞれいつでしょう。
♪私たちの生活で、小春日を見つけよう。
【先生方へ】
5年生は旋律の構成を理解します。呼びかけとこたえに気づかせ、表現を創意工夫させる課題により、フレーズ表現が豊かになります。
歌詞の時間帯が朝、昼、夜と変化し、小春日から嵐に変わる天候を想像して歌うよう導きましょう。
また、冬に小春日を見つけると、実感をもって小春日を理解できるようになります。
《スキーの歌》林 柳波作詞/橋本国彦作曲
♪動画から、リズムをよく聴いて、まねして歌いましょう。
♪せんりつがはずむ部分と流れる部分の歌い方を工夫しましょう。
♪3段目の旋律は、他の旋律とちがいますね。とくちょうを生かして歌いましょう。
【先生方へ】
範唱動画から、旋律の問いと答えを理解して、どのように歌うのか創意工夫するとフレーズ表現が豊かになります。2部形式における対照的な旋律による曲想の変化を理解し、表現の創意工夫をすると、構成を生かした表現ができるようになります。
はずむリズムを範唱動画から理解して表現するようにしましょう。
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