読みもの
2025.07.15
【2025年後半《総括》】青石ひかりの12星座☆音楽占い

2025年秋、世界は一度逆戻りする? 天体の動きで読み解く、大転換期の乗りこなし方

青石ひかり先生の12星座占い、2025年下半期の運勢を占った特別編。それぞれの星座占いでは、あなたと同じ星座の作曲家についてもコラムも一緒にお届けします。

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

イラスト:酒井恵理

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なぜ今、世界はこんなに変化しているのか?天体が送るメッセージ

日々のニュースをネットやTVで見て「こんなに世界は変わってしまうのか」と驚いている人は多いのではないでしょうか? 芸能界の突然の異変、異常な物価高、アメリカが世界各国に課す関税、突如無視できなくなった「コンプライアンス」の概念……一昔前の意識で生きていると、いろいろなことがうまくいかなくなり、まるで天体の位相の劇的変化がそのまま地球に暗号を送ってきているかのようです。

7月7日に双子座に入った天王星は、逆行運動を経て2033年まで双子座に滞在しますが、テクノロジーの星である天王星がコミュニケーション星座である双子座に入ったことで、人間の仕事や生活がどんどん変化していきます。2025年夏のこの猛暑に関して、エアコンをあまり導入してこなかったフランスでも続々と設置が始まっているといいます。フランスやイタリアでは歴史的建造物に穴を開けたくないという理由で、冷房機械の導入が見送られてきたケースが多かったのですが、さすがにこの暑さにおいては、建物より人間を優先させなければ人道的ではありません(記録的な猛暑が起こるのもまた、テクノロジーの進化による副作用かも知れませんが)。

人間は「便利なもの」とともにサバイバルしてきた歴史があります。AIとの共存も、どんどん日常化していくでしょう。残業して過労して、苦労してやってきたことをAIがやってくれるとなると、「頑張る」という概念も変わってきます。昭和のど根性を若い世代に求めるやり方は、当然疑問視されるでしょう。

2025年前半に海王星・土星・天王星が星座間を移動したことで、長期的に続いてきた「苦労は美徳」の世界はフェイド・アウトに向かい、それは人間の価値観にまで及んでいくと予想されます。

2025年秋に訪れる「逆戻り」の感覚は、夜明け前のサイン

2025年後半は、秋以降にそれらの天体が逆行することで(海王星と土星は牡羊座から魚座へ、天王星は双子座から牡牛座へ)いったん世界全体が逆戻りしたような感覚を感じるかもしれません。でも、もう「苦しい・重い・不安でいっぱい」な時代には戻らず、2026年にはもっと楽しく軽やかな時間がやってきます。未来的な視座を持ち、一時的に悲観的になることはあっても、夢や理想を諦めないで。今まで「現実」と呼ばれてきたものが、いかに操作されたまがいものであったかが、少しずつ明るみに出てきます。人の思い描く数だけの現実があり、そこに近づくにはひたすら「イメージする」ことが大切なのです。

テーマは「家族」と「癒し」。蟹座・木星がもたらす安らぎ

短期的なトレンドとしては、約1年に1星座を通過する幸運星・木星が6月10日から蟹座を通過し、2026年6月まで同じ星座に滞在することが挙げられます。蟹座は母性・家族・住居・故郷・癒し・安全などを表徴するサインで、ここに木星が入ることで「家族の大切さ」「ほっとできる空間の貴重さ」を人々は意識することになります。

人間関係も基本的に「家族のようである」ことで、円満に保たれます。バリバリ仕事をしてきた人にとっては、「なにもしないで安らげる家」が大切になってくるので、「休むことに対する罪悪感」もようやくなくなるはず。組織のほうでも無茶な働かせ方はタブーになるでしょう。故郷に帰ってマイホームを建てることがブームになるかもしれません。

世代間の価値観の違いについて、公平な視点に立って議論する必要が出てくるでしょう。男女間の役割についても同様で、ここに影響を与えているのは水瓶座の冥王星です。多くの天体が逆行してひとつ前の星座にリターンする中で、2024年11月に水瓶座に入った冥王星だけは、逆行しても前の星座には戻らないのです。冥王星の影響力は大きく、「不公平」や「非人間的なアイデア」を許しません。

2026年の「全面的な夜明け」へ。あなたの“気分”が未来を創る

21世紀も4分の1を過ぎたにもかかわらず、世界では戦争が激化し、自然災害に関しても無防備で、経済は滅茶滅茶です。それでも、人類は進化せずにはいられないし、実際に進化が起こっているのです。2025年という年が未曽有の波乱万丈であり、全面的な夜明けが2026年になるということを、心のどこかに記憶させておいてください。暗い未来を思い描く人、明るい未来を思い描く人、それぞれの「気分」がスピーディに人生に影響することも、日々忘れないでいてほしいのです。「我慢」「頑張り」に疲れたら「癒し」「救済」「避難所」を求めて。お金の不足もふくめ、大部分のことは、なんとかなります。

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12星座毎の2025年下半期の運勢はこちら!

青石ひかり
青石ひかり 西洋占星術研究家

1994年から女性誌・一般誌を中心に占い原稿を寄稿。アーティスト、ミュージシャン、演奏家のホロスコープを診断した連載も『STUDIO VOICE』等カルチャー誌に執筆...

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