読みもの
2021.06.24

永久メイが名門マリインスキー・バレエのファーストソリストに昇格!

マリインスキー劇場《ジュエルズ》ダイヤモンド役を踊る永久メイ。
@Mariinsky Theatre

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

フォーキン、パヴロワ、ニジンスキー、バランシン、ヌレエフ、マカロワ……数多くのスターダンサーを輩出してきたマリインスキー・バレエ。ロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場が所有するバレエ団として、その起源はロシア帝国時代、1740年頃にまで遡ることできる。

そんな由緒と伝統あるバレエ団に、永久メイが研修生として入団したのは2017年。2018年4月には、《くるみ割り人形》のマーシャ役で主役を務める。10代での主役抜擢は、日本人初のことだった。

その後、2018年6月に正団員にセカンド・ソリストとして迎えられ、今回ファースト・ソリストへの昇格が発表された(マリインスキー・バレエはプリンシパル、ファースト・ソリスト、セカンド・ソリスト、コリフェ、コール・ド・バレエの五階級制)。

永久メイ(ながひさ・めい)
©YUMIKO INOUE
続きを読む
©State Academic Mariinsky Theatre
兵庫県の深田真紗子バレエアカデミーで学び、モンテカルロのプリンセス・グレース・アカデミーに入学。2017年に卒業し、マリインスキー・バレエに研修生として加入。2018年にセカンド・ソリストに昇格した。
主なレパートリーには《眠れる森の美女》のフロリナ王女、《白鳥の湖》の王子の友人、《ドン・キホーテ》のキューピッド、《海賊》の3人のオダリスク、《くるみ割り人形》のマーシャとパ・ド・トロワ、《ラ・バヤデール》の精霊、《ロミオとジュリエット》のジュリエットの友人、フォーキン振付《カルナヴァル》のパピヨン、スメカロフ/ブルラーカ版《パキータ》のパキータの友人がある。マリインスキー・バレエのイギリス、イタリア、スイス、アメリカ公演に出演している。

先月には、ジョージ・バランシン振付の《ジュエルズ》の、ダイアモンド役を初めて踊った永久。今回の昇格について、「本当に感謝しかありません。これからも観てくださる方を幸せにするダンサーになれるよう努力します」とコメントしている。

マリインスキー・バレエでのリハーサルの様子

2021年4月にForbes Asiaによる 「Forbes 30 Under 30 Asia 2021」(アジアを代表する30歳未満の30人)アート部門の“Featured Honoree”に選出されるなど、世界が注目するダンサーから目が離せない。

2020年12月にはインターネットテレビ、ABEMA初のドキュメンタリー番組にも取り上げられている。

マリインスキー劇場《ジュエルズ》ダイヤモンド役を踊る永久メイ。
@Mariinsky Theatre

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ