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2025.03.10
名曲解説100
30秒でわかるフランク:ヴァイオリン・ソナタ

フランク:ヴァイオリン・ソナタについて30秒で丸わかり♪
セザール・フランク(1822〜90)は、ベルギー出身ながらフランスで活動した音楽家で、19世紀最後の四半世紀のフランスに起こった器楽振興の動きの中で、寡作ながらも優れた器楽作品を残しています。
このソナタはそうした彼の器楽曲の中でもとりわけ親しまれているもので、循環手法(全曲に共通する主題や動機を用いることで全体を統一する手法)による緻密で論理的な構成法、地味で渋い外観、その中での激しい内面的情熱性といった点で、いかにもフランクらしい作品といえるでしょう。作品は名ヴァイオリニストのイザイへの結婚祝いとして彼に捧げられています。初演ももちろんイザイのヴァイオリンによって行なわれました。
全体は4楽章構成で、第1楽章は展開部のないソナタ形式をとる内面的叙情に満ちた楽章ですが、その第1主題は全曲のもっとも重要な循環主題となるものです。続く第2楽章は激しい情熱に満ちたソナタ形式楽章。第3楽章は表情に満ちたレチタティーヴォで始まり、瞑想的なファンタジアが展開されていきます。フィナーレは変化に満ちたロンドで、循環主題をはじめ全曲の主要な主題を活用しつつ展開、最後は大きな高揚のうちに締めくくられます。
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
作曲年: 1886年
演奏時間: 約27分
編成: ヴァイオリン、ピアノ
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