ONTOMO編集部CDデビュー! チームワーク抜群のカルテットを良質なサウンドで
※この記事は、エイプリルフール企画として作成されたフィクションです。
本日発売! なんとONTOMO編集部、CDデビューしました!
フルート、ヴァイオリン、クラリネット、トランペットの編成で、楽曲は編集部による完全書き下ろし、そしてプロデューサーまで編集部が担当。その誕生秘話や制作の裏話、そして聴きどころなどを紹介します。
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
密かな野望
株式会社 音楽之友社 編集部Web企画編集室。そう、我々の住処です。このWebマガジン「ONTOMO」と、オンラインショップ「ONTOMO Shop」の運営をしています。構成員は編集長W、編集部員K、Y、M、そしてショップ担当のT。いつも仲良く仕事をしているあたたかなチームです。
最近、「何かが足りないような気がする、楽しくて、パンチのある何かが」そんな話が編集会議で挙がると、すかさず編集長は提案するのでした——「CD作ろうか?」
実は、ライブ配信で音質にこだわって以来、ずっと憧れていた。自分の演奏を一度でいいから、最高の形で残したい、と。編集長、そんな熱い想いを秘めていたんですね!
ライブ配信で活躍中の新人編集部員Yは、音響機材が大好きなので、「いいですね!」と乗り気。おフランス帰りのK氏は、照れながらも「実はもうジャケ写のイメージはできています」と前のめりです。いつも1人でショップ担当をしているT氏にも声をかけると、しぶりながらも、久々のみんなでやる企画にまんざらでもなさそう。ヘドバン研究家でビジュアル系好きの経験を活かし、プロデューサーを引き受けてくれました。
というわけで、ONTOMO編集部CDデビュー計画が始まったのでした。
難航する企画会議
とはいえ、我々が演奏できる楽器はトランペット、クラリネット、フルート、ヴァイオリン。このバラバラな編成で何ができるのか。昨年、ベートーヴェン生誕250周年企画で毎日ベートーヴェンの作品を紹介してきた「おやすみベートーヴェン」担当者のMは、「ここはやっぱりベートーヴェンでしょう」と提案。バレエ好きのYは、グラズノフ推し。なかなか首をたてに振らない編集長とプロデューサーT。
「私が書き下ろしましょう」力強い声が響き渡ります。なんと、そう名乗り出たのは編集部員K。
ここはやはり、曲作りからやらないと。自分たちのために、自分たちで生み出すサウンド。これこそが必要なのです。1人ひとりの胸に、それだ! という強い信念が生まれた瞬間でした。
かくして、アルバムのコンセプトを決めたうえで、K氏が作曲することに。このアルバムにどのような想いを込めたいのか、このアルバムを通して何を伝えたいのか。真剣に話し合いを重ねます。
そして決まったアルバム名は『DEBUT!』。え、そのまますぎない? いやいや、いいんです。謙虚に、慎ましく、それでいて主張はわかりやすくはっきりと。K氏も引き締まった表情でうなずきます。筆を執り、日中は編集の仕事に、夜間は作曲に集中するという生活が始まりました。
それぞれの想い〜練習に次ぐ練習、タイトなスケジュール、それでもまだスパルタ
楽曲が形になり始めると、演奏のクオリティというプレッシャーが現実のものとなってきました。K氏は普段、ユーモアと機知に富んだ会話を繰り広げ、感受性が豊かでよく感動しているが、皮肉やブラックジョークにもにやりと笑えるタイプ。彼のことだから、きっと一癖も二癖もある難解な作品に仕上げてくるだろう……緊張感が高まります。
レコーディングの日程も決まり、あとはもうやるしかない! たまに弱音を吐きつつも、編集長とプロデューサーが納得するクオリティに達するまで練習を重ねます。さらに、日々の仕事も完璧にこなさなければならないのです。誰からともなく自然と掲げられたモットーは、「自分にも他人にも厳しく」。
こうした本気モードはCDの完成まで続き、Xデーに向けてプレッシャーや時間との戦いを乗り越えていく編集部員たち。どのようなアルバムに仕上がったのでしょうか。
デビューアルバム『DEBUT!』Now on sale
今回のアルバムで一番の目玉となるのは、やはり編集部員Kによる書き下ろしでしょう。それぞれの個性と楽器の特性を活かした、渾身の楽曲たちです。編集長のトランペットが凛々しくキリッと響き渡り、Yのクラリネットは踊りを舞うように軽やかに奏でられます。K氏本人は即興大好きということで、ジャズのテイストも入った即興演奏が炸裂します。そこにMのヴァイオリンで対旋律が加わり、これぞONTOMOサウンド!
作曲したK氏本人も、「普段の人間観察が生きました。自分はやはり、“長所を伸ばす”という方向性でいこうと思っていたので」と語ります。プロデューサーTも、この方向性には賛成。仕上げるにあたり、個々の魅力を最大限に引き出すことに注力します。
というわけで、ONTOMO編集部それぞれの想いが込められたデビューアルバム、ぜひ聴いてみてください! ONTOMO Shopよりご購入いただけます。
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