わたしの毎日ONTOMOスタイル!vol.8/「ムジカノーヴァ」編集長 西脇朗子

聴いて・弾いて・学んで! ピアノっていいなの毎日

読みもの
2018.06.14
西脇朗子 「ムジカノーヴァ」編集長
西脇朗子
西脇朗子 「ムジカノーヴァ」編集長
高校・大学でピアノ専攻、大学院で音楽学専攻。卒業後、音楽之友社に入社。書籍・楽譜の編集を経て、『レコード芸術』編集部に短期間所属。産休から復帰後は、『音楽の友』編集部...

こんにちは。ピアノを教える人、学ぶ人の雑誌『ムジカノーヴァ』の西脇です。

私の毎日は、他の社員と同様、ほぼ音楽に関することで占められています。プラス、食べ盛りの子どもの毎日の夕食のメニューについてでしょうか(笑)。

音楽は聴くこと・演奏することに加えて、私はその周辺のことにも昔から興味がありました。

作品が生まれた背景にあるもの――歴史・思想・美術・建築・文学・映画etc―― を知ろうとすると、知りたいことがどんどん芋づる式に出てくるので、際限がありません。

音楽そのものについても、テクニック、楽器と奏法の関係、アナリーゼ、音楽史、演奏解釈…… こちらも知りたいことは限りなくある。

時に気が遠くなりそうにもなりますが、どこまで行っても到達点がないので飽きることもありません。そのような対象を見つけられて、幸せだな、と思います。

左から「メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン」「モーツァルト 演奏法と解釈」「ショパンのピアニズム」(すべて音楽之友社刊)

 

聴くこと、については、仕事柄、できるだけコンサートに足を運ぶようにしています。ピアノから放たれた弱音が、薄墨を水に落としたように空間に広がり、蕩けるように消えていく…… そんな瞬間が至福の時です。

仕事でクタクタのときでも、いい音楽を聴いたあとは幸福感でいっぱい、足取り軽く帰路につく……音楽からいつもパワーをもらっています。

演奏すること、からは、仕事と育児に追われて長らく離れていました。ですので、今では自分でも笑っちゃうほど弾けません。

しかし、「ムジカノーヴァ」に配属になって、再びピアノ愛が目覚めてきました。

そのきっかけとなったのは、巻末の付録楽譜。オーケストラやピアノ協奏曲の超名曲の連弾です。宣伝のために編集部スタッフで練習して、動画を流すことにしたのですが、それが素直に楽しくて、ピアノを弾く喜びの原点に戻ったような気がしました。体も細胞レベルで喜んでいました。

この連弾譜は2017年7月号から2018年6月号まで付いていますので、皆さんもぜひ、お弾きになってみてください。

 

上:「ムジカノーヴァ」2017年12月号に付いているのはラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」の連弾。中学2年のときに聴いて衝撃を受け、趣味のピアノで無謀にも音高受験に挑んだ運命の曲(表紙は「ムジカノーヴァ」2018年6月号です)

右:6月27日に「ムジカノーヴァ」の「今月の1曲」からバロックの10名曲を厳選、第一線の執筆陣によるアナリーゼ、演奏・指導法、ソルフェ―ジュ、エチュード記事とふりがな付き読み物も収録したムックが発売になります。

 

大人になってよかったなと思うのは、音楽を聴いたり演奏したりすることを、より深く味わえるようになったこと。たとえばワインのように(私がワインに詳しいということではありません……)。

次なるステップは、名曲揃いのピアノ三重奏やピアノ四重奏か、それとも挫折し続けているジャズ・ピアノか――夢は広がります。

そんなこんなで、聴いて・弾いて・学んで、「音楽っていいな」の毎日。

みなさんもまたピアノ、始めてみませんか?

最近我が家にやってきた新しい電子ピアノ(グランドは実家)。出勤前の朝練(?)後、ムジクっちょんでふいてかわいがっています
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