パリ生まれ。1964年にパリ音楽院に入学。1965年ピアノ・クラスで一等賞を、翌年ジャン・ユボーの室内楽クラスでも一等賞を獲得し、パリ音楽院を首席で卒業する。その後さらに研鑽を積むため、ウィーンに留学し、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、そして特にアルフレッド・ブレンデルに師事する。1968年、ミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、審査員満場一致で優勝を果たし、翌年リーズ国際ピアノ・コンクールでも入賞。
1970年にウィーンでデビューし、翌年にはパリでデビューを飾った。その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本、カナダ等世界各地でリサイタルを開き、また世界各国の主要オーケストラと共演する。これまでに、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、BBCスコティッシュ交響楽団、バーミンガム市交響楽団、ハレ管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団、ボーンマス交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ノーザン・シンフォニア、フランス国立管弦楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、スコティッシュ・チェンバー・オーケストラ、香港フィルハーモニー管弦楽団等と、日本では、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢と共演している。
映画「アマデウス」ではサー・ネヴィル・マリナーとの共演でピアノ協奏曲を演奏し、話題となった。近年は、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(熱狂の日)」音楽祭のメイン・ゲストとして高い人気を誇る。ピアニストとしての活動に対して、フランス政府より芸術文化勲章オフィシエが授与された。