読みもの
2019.12.30
週刊「ベートーヴェンと〇〇」vol.3

ベートーヴェンとコーヒー

年間を通して楽聖をお祝いする連載、「週刊 ベートーヴェンと〇〇」。ONTOMOナビゲーターのみなさんが、さまざまなキーワードからベートーヴェン像に迫ります。
第3回は、ベートーヴェンとコーヒー。コーヒー好きで有名なベートーヴェンですが……?

ベートーヴェンを祝う人
飯尾洋一
ベートーヴェンを祝う人
飯尾洋一 音楽ライター・編集者

音楽ジャーナリスト。都内在住。著書に『はじめてのクラシック マンガで教養』[監修・執筆](朝日新聞出版)、『クラシック音楽のトリセツ』(SB新書)、『R40のクラシッ...

メインビジュアル:© MarkSweep

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1杯のコーヒーに豆は何粒?

ベートーヴェンはコーヒーにこだわりを持っていたようだ。有名なエピソードに「ベートーヴェンは1杯あたりコーヒー豆60粒をきちんと数えて淹れていた」というものがある。コーヒー豆が多すぎれば味は濃くなるし、少なければ薄くなる。おそらく、ベートーヴェンは試行錯誤のうえで、もっともおいしいコーヒーを飲めるのは60粒という答えにたどり着いたのだろう。

しかし、このエピソードを耳にして、漠然と落ち着かない気分になるコーヒー好きは少なくないのでは。コーヒー豆60粒というのは、いったいどれくらいの量なのか。直感的には「けっこう多いな」と感じる。もっとも、コーヒー豆を数えたことなどない。

そこで、実際にいつも自分がコーヒー豆を何粒で淹れているのかを数えてみることにした。よく抽出器具のおまけで付いてくるコーヒー1杯用のメジャースプーンで、いつものように豆をすくう。そして、数える。

50粒だ。これが自分のコーヒーカップ1杯分だ。豆によって大きさはちがうので、一概に言えないが、やはり60粒は多めのような気がする。

理由はいくつか考えられる。ベートーヴェンはパンチの効いた濃いめのコーヒーが好きだったのか。当時のコーヒー豆は小ぶりだったのか。あるいは、大きなカップで飲んでいたのか。ベートーヴェンの遺品のコーヒーカップがどこかに残っていないのだろうか。

ウィーンにあるCafé Schwarzenberg(カフェ・シュヴァルツェンベルク)のコーヒー © Deror_avi
ベートーヴェンを祝う人
飯尾洋一
ベートーヴェンを祝う人
飯尾洋一 音楽ライター・編集者

音楽ジャーナリスト。都内在住。著書に『はじめてのクラシック マンガで教養』[監修・執筆](朝日新聞出版)、『クラシック音楽のトリセツ』(SB新書)、『R40のクラシッ...

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