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2020.08.20

ショパンだけじゃない「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭、配信でも開催中!

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ポーランド国立ショパン研究所が主催する第16回「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭が無事に8月15日に開幕し、 8月31日までワルシャワ・フィルハーモニーで毎日演奏会が行なわれてる。感染症対策を実施のうえで観客を導入し、さらに公式YouTubeチャンネルとFacebookページからライブ配信も行なわれ、世界中から楽しむことができる。

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会場のワルシャワ・フィルハーモニー。来年には創立120周年を迎える伝統あるホールで、ショパン国際ピアノコンクール本選の会場としても知られている。

「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭は、ショパンのみならず、ショパンと同時代を生きた作曲家や影響を受けた作曲家、ポーランド出身の他の作曲家などにも焦点を当て、ショパンを中心としてヨーロッパ全体を俯瞰するという意図も込められている。

国立ショパン研究所で広報を担当するアレクサンドル・ラスコフスキさんは、「音楽祭の名前は『ショパンと彼のヨーロッパ』。ショパンが太陽のような存在だと想像してみてください。音楽祭では、彼の周りのすべての星や惑星、月を紹介します。例えばショパン以前の時代では彼が敬愛していたバッハ、ショパンからインスパイアされた作曲家としてはスクリャービン。毎年、包括的なプログラムを考えています」と語る。

会場内では、手指の消毒やソーシャルディスタンスを考慮して客席数を減らすなどの対策がとられているが、この音楽祭を愛する音楽ファンたちでにぎわっている様子は健在だ。

ワルシャワ市民には「今は演奏会が開催できているが、これから先いつどうなるかわからないから、今のうちに楽しんでおかないと!」という雰囲気もあるそう。

感染症対策のため、クロークは閉鎖されている。
座席は同行者は隣同士に座れるが、その隣は2席ずつ空けられている。

演奏会はエフゲニ・ボザノフ、ニコライ・ルガンスキー、イーヴォ・ポゴレリッチのリサイタルを除き、すべてライブ配信される。

最終日8月31日に登場する2010年ショパン国際ピアノコンクールで優勝を果たしたユリアンナ・アヴデーエワを始め、“ショパコン入賞者”の演奏も見逃せない。

視聴は下のリンクボタンから。

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