2021.04.20
6月13日(日)まで
フランス写実主義の画家「クールベと海展」がパナソニック汐留美術館で開催中!
19世紀フランスを代表する写実主義の巨匠ギュスターヴ・クールベ(1819〜1877)が描いた海をテーマにした美術展「クールベと海展」が6月13日(日)まで、パナソニック汐留美術館で開催されている。
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クールベといえば、エクトル・ベルリオーズ(1803〜1869)の肖像画を描いた人物でもある。共通の知人で文学者のフランシス・ウェイ(1812〜1882)を介して2人は出会い、1850年に肖像画を手がけた。この作品はサロンで入選するものの、クールベはありのままを描きすぎ、45歳にしては少々老けた印象を受ける仕上がりは、作曲家のお気に召さなかったという。
クールベ《エクトル・ベルリオーズの肖像》
1850年、オルセー美術館蔵。
1850年、オルセー美術館蔵。
このように被写体を忠実に描き出す写実主義を貫くクールベは、今回の展覧会で焦点を当てられている海をどのように捉えたのだろうか。山に囲まれた小さな村で育ったクールベは、初めて海を見たときに「ついに海を見た。地平線のない海を。それはとても奇妙なものであった」と言葉にしたそう。
クールベ《波》
1869年、愛媛県立美術館蔵。
1869年、愛媛県立美術館蔵。
さらに今回は、クールベが描く海だけではなく、1860年代にクールベと交流のあったクロード・モネ(1840〜1926)やウジェーヌ・ブーダン(1824〜1898)の作品も展示されている。印象派とのつながりや、クールベ以前には絵画において海がどのように描かれていたのかも知ることができる。
クロード・モネ《アヴァルの門》
1886年、島根県立美術館。
1886年、島根県立美術館。
絵画に描かれたヨーロッパの海をぜひ堪能してみては。
展覧会情報
「クールベと海展」
日時: 2021年4月10日(土)〜6月13日(日)10:00から18:00まで(入館は17:30まで)
※水曜休館日(5月5日は開館)
会場: パナソニック汐留美術館
料金: 一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料
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