セイジ・オザワ松本フェスティバル、シャルル・デュトワ指揮の完売公演をYouTubeで無料配信!
8月28日から開催予定だった2021セイジ・オザワ 松本フェスティバルは、新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、8月24日に全公演中止を発表した。8月20日からは緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が発出されている区域に住む観客に抗原検査キットを無料で郵送する対策も進めていたなかでの決定となり、小澤征爾総監督による「本当に残念です。心が張り裂けるようなつらい判断に悲しんでいます」というメッセージを公式サイトに掲載。
その後、OMFオンラインショップで新グッズの販売を開始し、可能な活動を続けている様子がうかがえたが、さらに、シャルル・デュトワ指揮サイトウ・キネン・オーケストラ(以下、SKO)の完売公演「オーケストラ コンサートBプログラム」をYouTubeで全世界無料配信すると発表した。
映像は、無観客での演奏を事前に収録。開催予定だった9月3日(金)19時と9月5日(日)15時に、2日限りの予定でYouTubeチャンネル「Universal Music Japan」にて配信する。
曲目には、名匠シャルル・デュトワが得意とするレパートリーが並ぶ。
- ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
- ドビュッシー:《海》~3つの交響的スケッチ~
- ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
- ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)
総監督である小澤征爾とデュトワの関係は、小澤がボストン交響楽団(BSO)の音楽監督を務めていた時代までさかのぼる。デュトワの音楽性を高く評価していた小澤は、BSOの客演にたびたびデュトワを招き、音楽家としての親交を深めてきた。
デュトワは、今回のSKOとの共演について、「セイジの音作りは近くで見て来たのでよく知っています。SKOの音を聴くと、まさにセイジそのものと感じます。指揮をするのがとても楽しみです」と語り、無観客での演奏収録という形態となっても、「セイジのためなら」と快諾したという。
サイトウ・キネン・オーケストラは、第一線で活躍する錚々たる演奏家で構成されている。配信で聴くのも貴重な、またとない機会となるだろう。※メンバー表はこちら
9月3日(金)19時からの配信はこちら
9月5日(日)15時からの配信はこちら
配信日時: 9月3日(金)19時/9月5日(日)15時 スタート
公演時間: 約2時間を予定
※アーカイブ配信は10月(日時未定)より有料配信予定。詳細は後日発表
指揮: シャルル・デュトワ
演奏: サイトウ・キネン・オーケストラ
収録会場: キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
収録日: 2021年9月3日(金) 15時~
曲目:
ラヴェル:組曲《マ・メール・ロワ》
ドビュッシー:《海》~3つの交響的スケッチ~
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)
視聴方法:
YouTubeチャンネル「Universal Music Japan」で配信
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