【速報】「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2025」2025年5月3日〜5日に開催決定!
世界最⼤級のクラシック⾳楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025(以下、LFJ)」が2025年5⽉3⽇(⼟•祝)から5⽇(⽉•祝)のゴールデンウィークの3⽇間、開催されることが決まった。
Photo by Shun Itaba
2005年の第1回開催から20年、これまでさまざまなチャレンジを続けてきたLFJの2025年の気になるテーマは、「Mémoires メモワール ― ⾳楽の時空旅⾏」。
⽂化と創造の素晴らしい中⼼部となった、都市の⾳楽の記憶を世紀ごとに語る。その昔、あらゆる芸術家や作曲家はヴェネツィア、ロンドン、ウィーン、パリ、ニューヨークなどの都市の名声に惹かれて集まり、そこは芸術・⾳楽の要地となった。
今回のLFJでは、各都市の記憶を覗きに時空の旅へ出かけることができるコンサートが朝から晩まで同時に多数繰り広げられる。
有料コンサートはもちろんのこと、講演会やワークショップ、無料コンサート、グルメ&ショッピングエリアなど、子どもからクラシック通まで誰もが1⽇中楽しめるコンテンツが盛りだくさんの予定だ。
音楽の発展に多大な貢献をした都市とその時代にスポットライトを当てます。
音楽史が、一時期に文化・創造の中心地となった幾つかの大都市を軸に形成されてきたことは、まぎれもない事実です。これら、世界を明るく照らす灯台のような都(みやこ)は、ある時代に天才たちを一挙に惹きつけ、芸術・音楽の要地となり、その輝かしい影響力によって文明の歴史に消えることのない足跡を残しました。
ヴェネツィアは、1600 年から1750 年まで、西洋音楽の発展の中心地でした。この時代にヴェネツィアで生まれた新たな音楽形式の幾つかは、のちの西洋音楽に影響を与えることになります。
18 世紀前半には、経済的繁栄を謳歌したロンドンが、バロック音楽・前古典派音楽の一大中心地となり、ドイツ、イタリア、フランスをはじめとするヨーロッパ各地の音楽家たちを引き寄せました。なかでもドイツ出身の作曲家ヘンデルは、40年にわたりロンドンの音楽シーンを牽引しました。
18 世紀半ばに楽都として台頭したウィーンは、ハイドンとモーツァルトが古典派の黄金期を築くと、西洋クラシック音楽の真の拠点となります。古典派からロマン派の時代への転換期には、人生の大半をウィーンで過ごしたベートーヴェンが主役となり、そしてその後もウィーンは20 世紀初頭まで百花繚乱の楽壇を誇りました。
19・20 世紀の転換期には、世界中の優れたアーティストたちが集結した“光の都”ことパリが、西洋クラシック音楽史の主要な舞台となります。パリ万国博覧会が開かれた際には、ドビュッシーら、フランスの作曲家たちはもとより、マーラー、リムスキー=コルサコフ、といった当時の音楽界のそうそうたる顔ぶれが次々に会場を訪れました。この時代のパリは、とりわけ勉学や演奏/創作活動のために隣国スペインから訪れた音楽家たちにインスピレーションを与えたのです。
いっぽう大西洋の向こうでは、20 世紀にニューヨークが世界の音楽シーンの“震源地”の一つとなりました。今日に至るまで数々のジャズ・ミュージシャンを世界に送り出してきたニューヨークは、ミュージカル発祥の地でもあり、驚くべき懐の深さで、つねに限りなく多様な音楽スタイルを受け入れてきました。
アーティスティック・ディレクター ルネ・マルタン
【ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025】実施概要
■催事名: ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025
■テーマ: Mémoires メモワール ― ⾳楽の時空旅⾏
■開催⽇程: 2025 年5 ⽉3 ⽇(⼟•祝)〜5⽉5⽇(⽉•祝)
■会場:東京国際フォーラム、⼤⼿町・丸の内・有楽町 他
■LFJ チケット販売サイト先⾏発売開始: 2025年2 ⽉中旬(予定)
■チケット⼀般発売開始: 2025 年3 ⽉中旬(予定)
■公演数:有料公演90 公演 ※ホールA・C・D7・G409・B5の5会場で実施(無料公演調整中)
■主催: ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025 運営委員会
(三菱地所株式会社/株式会社東京国際フォーラム/株式会社KAJIMOTO)
⼀部出演者/プログラムは12⽉下旬に発表予定。
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