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第3回ワールド・オペラ・フォーラムが2028年に新国立劇場で開催!
新国立劇場は2021年11月、より多くの幅広い世代が、時や場所を選ばずに新国立劇場の舞台芸術を鑑賞できる映像配信プラットフォーム「新国デジタルシアター」 を開設した。
2022年1月は、新国立劇場が初演した2つの新作オペラを無料で鑑賞することができる。
1月31日(月)まで配信中なのが、「子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ」と銘打たれた《Super Angels スーパーエンジェル》。

新国立劇場初の三部門連携企画として上演し、「科学技術」と「共生」をテーマに台本を島田雅彦、作曲を渋谷慶一郎が手がけた。
アンドロイド〈オルタ3〉が出演、視覚障がいや聴覚障がいのある子どもたちを中心に白い手袋をして音楽を表現する「ホワイトハンドコーラスNIPPON」も参加した、子どもたちによる合唱が核となって、藤木大地、三宅理恵らのオペラ歌手たち、新国立劇場バレエ団、新国立劇場合唱団、東京フィルハーモニー交響楽団が共演した舞台だ。
1月28日(金)から1か月間、無料配信されるのはH.G.ウェルズの同名SF短編小説を、気鋭の作曲家・藤倉大がオペラ化した《アルマゲドンの夢》。2020年11月、リディア・シュタイアー演出、大野和士の指揮で行なわれた世界初演が話題となった。
夢のごとく幸福なカップルに、外界の強大な力の影が黒い染みのように広がり、やがて人類の破滅の悪夢が迫る……。ストーリーといい、100分休憩なしという上演時間といい、どこか映画を彷彿とさせる作品。映像で配信で観るのにもぴったりではないだろうか。
現代オペラ……?と、劇場に足を運ぶのはためらってしまう方も、この機会にぜひ「オペラの今」を感じてみてほしい。







