イベント
2023.06.21
8月5日(土)、6日(日)東京芸術劇場(池袋)を中心に開催。今年は子ども向け公演がさらに充実!

サラダ音楽祭~オーケストラと歌とダンスがまとめて楽しめるインクルーシヴな音楽祭

サラダ音楽祭は、誰もが音楽の楽しさを体感・表現できる音楽祭。東京都交響楽団と東京芸術劇場が連携して開催するもので、クラシック音楽とダンスと歌のコラボレーションが大きな目玉となっています。メインのオーケストラ公演を中心に、今年の主な出演者や聴きどころをご紹介します。

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

今年のメインコンサートはドヴォルザーク《スターバト・マーテル》で締めくくられる。オーケストラ、豪華ソリスト陣、合唱が一堂に会する荘厳な舞台をぜひ生で体感したい
©サラダ音楽祭実行委員会

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今年はタップダンスや子ども向けオペラの日本初演も

2018年、誰もが音楽の楽しさを体感・表現できる音楽祭として誕生したサラダ音楽祭。サラダ=SaLaDの由来であるSing and Listen and Dance~歌う!聴く!踊る!をコンセプトに、誰もが一緒に楽しめる音楽祭となっている。

今年は子ども向け公演がさらに充実! 毎年大人気の「OK!オーケストラ」(8/5)のほか、世界で活躍するタップダンサー・熊谷和徳が出演する「タップダンスと弦楽アンサンブルによる『Feel The TAP!!』」(8/5、6)、昨年ルクセンブルクで初演されたばかりの「子どものためのオペラ『アトランティス・コード』」(日本初演 8/5、6)が初登場する。

そして昨年に続き、歌やダンス、楽器作り等のワークショップ、街なかでのミニコンサート、バーチャル都響メンバーと合奏体験が可能な「都響といっしょに『だれでもピアノ®』」(企画・制作協力:ヤマハ株式会社)、都響メンバーから直接指導が受けられる「サラダ音楽祭マスタークラス」(8/2~5)を開講。フレッシュで多彩なプログラムが用意されている。

『Feel The TAP!!』に出演する世界的なタップダンサー・熊谷和徳 ©宮川舞子
「だれでもピアノ®」は、一本指でピアノを弾くと左手パートも自動で演奏がつく。未経験者でも、大型モニターに映った都響メンバーと一緒にアンサンブル体験ができてしまう ©サラダ音楽祭実行委員会
「サラダ音楽祭マスタークラス」は、アマチュアからプロを目指す方まで、世代や習熟度を問わずに参加できる。都響メンバーから直接指導が受けられる上、レッスン終了後に都響弦楽アンサンブルとの成果発表会に参加できる ©サラダ音楽祭実行委員会

オーケストラ×歌×ダンスが魅せる「音楽祭メインコンサート」

サラダ音楽祭のスーパーバイザーである大野和士(東京都交響楽団音楽監督)指揮のもと、“オーケストラ×歌×ダンス”が魅せる特別な「音楽祭メインコンサート」(8/6)では、日本を代表する舞踊家・金森穣井関佐和子Noism Company Niigata)がJ.S.バッハ(マーラー編曲)の管弦楽組曲より「エア(アリア)」を披露する。《G線上のアリア》の名で有名なこの曲を、圧倒的な表現力で観客を魅了してきたNoismの二人がどのように表現するのか、期待が高まる。

 

昨年の「音楽祭メインコンサート」の様子。革新的で創造性に満ちたカンパニー活動が高い評価を得ているNoismのメンバーが、クラシック音楽を身体で表現する刺激的な舞台  ©サラダ音楽祭実行委員会

また、大野が「今の私たちに明るい未来が待ち受けている、そう確信させてくれる作品」と語るドヴォルザークの《スターバト・マーテル》では、小林厚子(ソプラノ)、山下裕賀(メゾソプラノ)、村上公太(テノール)、妻屋秀和(バリトン)、新国立劇場合唱団(合唱)による歌唱で、人類への希望を込めたメッセージを伝える。「スターバト・マーテル」とは「悲しみの聖母はたたずむ」の意味で、荘厳なステージが繰り広げられることだろう。

コンドルズによるユーモラスなダンスが加わる「OK!オーケストラ」

そして毎年恒例、0歳から入場できるコンサート「OK!オーケストラ」(8/5)ももちろん開催! 大野和士指揮のもと、音楽鑑賞教室など教育活動も積極的に行なっている東京都交響楽団が、映画音楽やクラシックの名曲を演奏する。

ダンサー・振付家の近藤良平と、彼が率いる日本トップの人気を誇るダンス集団コンドルズによるユーモラスなダンスとクラシック音楽によるジャンルを超えたコラボレーションには注目!  児童合唱が加わる《にじ》(中川ひろたか)や、ブラームス《ハンガリー舞曲第5番》の指揮体験コーナーなどもあり、子どもの目線からクラシック音楽を楽しめるよう工夫が凝らされたプログラムとなっている。

東京都交響楽団の音楽監督であり、新国立劇場オペラ部門芸術監督やバルセロナ交響楽団とブリュッセル・フィルの音楽監督も務める大野和士が指揮台でリラックスした姿を見せるのもこの音楽祭の魅力 ©サラダ音楽祭実行委員会
サラダ音楽祭

■「音楽祭メインコンサート《スターバト・マーテル》」

日時:8月6日(日)15:00開演

会場:東京芸術劇場 コンサートホール

曲目

J.S.バッハ(マーラー編曲):管弦楽組曲より「序曲」「エア(アリア)」※「エア(アリア)」のみダンス付き

ドヴォルザーク:スターバト・マーテル op.58*

出演:指揮/大野和士 、ダンス/金森 穣、井関佐和子(Noism Company Niigata ノイズム・カンパニー・ニイガタ)、ソプラノ/小林厚子*、メゾソプラノ/山下裕賀* 、テノール/村上公太*、バス/妻屋秀和* 、合唱/新国立劇場合唱団*、管弦楽/東京都交響楽団

チケット(全席指定): S席5,000円、A席4,000円、B席3,000円、C席2,000円、車椅子席(S席)2,000円

 

■「OK!オーケストラ」

日時:8月5日(土)11:00 開演/15:00 開演 ※各回約 1 時間/休憩なし

会場:東京芸術劇場 コンサートホール

曲目

ジョン・ウィリアムズ:交響組曲『スター・ウォーズ』より「メイン・タイトル」
アンダーソン:ワルツィング・キャット、サンドペーパー・バレエ
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番[指揮体験コーナー]
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第8番
中川ひろたか:にじ*
グリーグ:劇付随音楽《ペール・ギュント》組曲第1番 op.46より〈朝〉〈山の魔王の宮殿にて〉[ダンス付き] 

出演:指揮/大野和士、 ダンス・振付/近藤良平、ダンス/コンドルズ、児童合唱/東京少年少女合唱隊* 、管弦楽/東京都交響楽団

チケット(全席指定):※2歳以下膝上無料、一般 1,500円、高校生 1,000円、 3歳以上~中学生 500円

 

タップダンスと弦楽アンサンブルによる『Feel The TAP!!』

日時:8月5日(土)13:45開演   8月6日(日)10:30開演/13:45開演

会場:東京芸術劇場 プレイハウス

出演:ダンス/熊谷和徳、演奏/都響メンバーを中心とした弦楽アンサンブル ほか

チケット(全席指定):※2歳以下膝上無料、 一般 1,500円、高校生 1,000円、 3歳以上~中学生 500円

 

子どものためのオペラ『アトランティス・コード』
日時:8 月5 日(土)・6 日(日) 各日14:00開演

会場:東京芸術劇場 シアターイースト

出演:テノール/反中洋介 、ソプラノ/柳原由香、宮地江奈、指揮/齋藤友香理 ほか
演出・台本日本語翻訳/菅尾 友 

チケット(全席指定):一般 2,500円、小学生~高校生 1,000円

 

※その他の公演を含む詳細は、音楽祭ホームページをご確認ください。

サラダ音楽祭ホームページ

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