2023.10.12
生誕200年のブルックナー、井上道義とのラスト・セッションなど注目公演満載!
東京都交響楽団が2024年度の楽季ラインナップを発表
東京都交響楽団の2024年度楽季プログラム(2024年4月~2025年3月)が発表されました。
2024年度は、定期演奏会1000回記念、そして2025年に迎える創立60周年を見据えたプログラムとのこと。
シーズンの幕開けは、ブルックナー生誕200年を祝い、音楽監督 大野和士による交響曲第3番。そして作曲家の誕生日である9月4日には第7番を指揮。
首席客演指揮者アラン・ギルバートは、ベルリン・フィル、都響首席奏者の独奏で、古典から現代までのレパートリーを披露。
終身名誉指揮者 小泉和裕によるベートーヴェン《第九》、モーツァルトやシェーンベルク。
そして桂冠指揮者エリアフ・インバルは記念すべき第1000回定期を指揮。ブルックナー未完の交響曲第9番を、最新研究に基づく補筆版フィナーレ(2021-22年SPCM版)で日本初演します。
客演指揮者陣も充実。ダニエル・ハーディングはマーラーの交響曲第1番《巨人》で都響に初登場。7年ぶりに都響に戻ってくるヤクブ・フルシャはブルックナーとチェコの名曲。名ヴァイオリニスト、ペッカ・クーシストが指揮者として日本デビュー。尾高忠明は最愛の曲として採り上げてきたウォルトンを。マーティン・ブラビンズの英国名曲選。
そして2024年末に引退する井上道義とのラスト・セッションであるショスタコーヴィチ。今やベテランの藤岡幸夫、都響初登場のレナード・スラットキン、ライアン・ウィグルスワース、タビタ・ベルグルンド、キリアン・ファレル。
ソリストには藤村実穂子(メゾ)、ポール・ルイス(ピアノ)、シュテファン・ドール(ホルン)ら、聴き逃せない名手が続々登場。
色とりどりの曲目がならぶ公演に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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