亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.10.09
日めくりオントモ語録/リュカ・ドゥバルグ
芸術というのはある意味、いつも同じものだと思っていいのではないでしょうか。つねにヴァリエーション。絵であれ、音楽であれ、映画であれ、つねにストーリーは同じ
―― リュカ・ドゥバルグ「レコード芸術」2018年6月号より
1990年フランス生まれの気鋭ピアニスト、リュカ・ドゥバルグ。表現の多様性を認めつつ、芸術とは基本的にいつも同じものだ、と語る。「大事なのは、テーマを再発見すること。(略)テーマがきちんとしていて、誰がみてもそのテーマをみつけられる、それが私にとっての芸術作品です」とインタビューを締めくくった。
シューベルト:ピアノソナタ第14番、第13番
シマノフスキ:ピアノソナタ第2番
リュカ・ドゥバルグ(ピアノ)
リュカ・ドゥバルグ(Lucas Debargue 1990-)
1990年フランス生まれ。11歳からコンピエーニュ音楽院でピアノを学び始めるが、15歳のころピアノのレッスンをやめる。パリ第7大学で理学および文学の学士号を取得。20歳のときに地元のイヴェントでピアノを演奏したことをきっかけにプロのピアニストを志し、本格的なピアノのレッスンを再開。その後リュエイユ=マルメゾン音楽院でレナ・シェレシェフスカヤ教授と運命的な出会いを果たす。ドゥバルグの才能を見抜いた教授は、パリ・エコール・ノルマル音楽院の自身のクラスに招く。同時にパリ音楽院に入学しジャン=フランソワ・エッセールに師事。2014年アディリア・アリエヴァ国際ピアノ・コンクールで優勝、翌年のチャイコフスキー国際コンクールでは優勝候補に数えられるも第4位にとどまったが、ただ一人モスクワ音楽批評家協会特別賞を受賞。それ以降、ゲルギエフ、フェドセーエフ、クレーメルから共演者として招かれ、大きな成功を収めている。作曲も手がけている。
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