インタビュー
【Q&A】日本音楽コンクール覇者・竹田舞音さん(ソプラノ歌手)、自然体で歌いたい

若手音楽家たちが歩んできた道のりや、その人生観に迫るインタビュー連載「音楽家たちの25の扉」。今回は、ピアノデュオとして活躍する姉妹、坂本彩さんと坂本リサさんが登場します。冷静沈着で計画的な姉と、直感的で天真爛漫な妹――対照的な性格のふたりですが、その違いこそがデュオとしての大きな魅力になっています。後編では、“姉妹の日常”と“音楽観”を中心に深掘りします。

編集者、ライター。女性誌編集、ECサイト編集・ディレクター、WEBメディア編集長、書籍編集長などを経て現在。はじめてクラシック音楽を生で聞いたのは生後半年の頃。それ以...
10. お姉ちゃん、妹がいてよかったことは?
坂本リサ(以下、リサ) それはめちゃくちゃあります。音楽的なところも、プライベートも。何でも相談できるし、分身だと思っています。小さなことでも、どうしようと思ったら、まず姉に相談する。考えることをやめて、1回姉に聞いてみようと。姉がいなかったら、生きていけないかもしれない。
坂本彩(以下、彩) 重いです(笑)。
――逆に、妹さんがいてよかったなと思うことは。
彩 私は思っていることがすべて顔に出ているようで、妹はそれが全部わかってしまう。お腹が痛いなと思っていたら、すぐ胃薬を持ってきてくれたこともありました。あと、苦手なことは全部やってくれる。例えば、虫を取ってくれたりとか。
リサ 私も虫は苦手なのに、姉は異常に苦手なので、小さい虫が歩いているだけで、お風呂に入っていても「リサ!虫取って!」と呼ぶんですよ(笑)。
彩 そう言いながらも、虫を取ってくれるので、助けられています。








