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2020.01.12
おやすみベートーヴェン 第28夜【ボンでの少年・青年時代】

弦楽四重奏のための《メヌエット》変イ長調――弦楽四重奏の巨匠、20歳の第一歩

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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弦楽四重奏の巨匠、20歳の第一歩――弦楽四重奏のための《メヌエット》変イ長調

ベートーヴェンが弦楽四重奏曲に関心を示すのはウィーン時代になってからであり、ボン時代に4楽章構成の弦楽四重奏曲を構想していたというスケッチも断片もない。

この作品は、たまたま楽器編成として弦楽四重奏を選び、ディヴェルティメント(喜遊曲)風の《メヌエット》を作曲した。長いあいだ自筆譜のまま(パリ音楽院所蔵)であった。

1963年に「ベートーヴェン旧全集」への「補遺」として初出版され、翌1964年にはピアノ編曲版が出版されている。わずか71小節の作品で、自筆譜に「メヌエット」のタイトル表記はあるものの、トリオ部(通常メヌエットに挿入される中間部分)は作曲されていない。

解説:平野昭

ベートーヴェンが生涯にわたって作曲し続けるジャンルである弦楽四重奏。ボン時代に興味を示していなかったのは意外です。しかし、この曲がたしかに、ベートーヴェン弦楽四重奏の第一歩です。

作品紹介

弦楽四重奏のためのメヌエット 変イ長調 Hess33(WoO209)

作曲年代:1790年頃(ベートーヴェン20歳)

出版:1963年

ONTOMO編集部
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