
プレイリスト
2020.01.21
おやすみベートーヴェン 第37夜【ボンでの少年・青年時代】
モーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》のアリア〈もし伯爵様が踊るなら〉による12の変奏曲――初恋相手へのプレゼント!?

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

ONTOMO編集部
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
初恋相手へのプレゼント!? モーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》のアリア〈もし伯爵様が踊るなら〉による12の変奏曲
ブロイニング家はボンの名門貴族で、一七七七年一月の宮廷火災で亡くなったエマヌエル・ヨーゼフ・フォン・ブロイニング(一七四〇~七七)は宮廷顧問官長官を務めた人物であった。その妻ヘレーネ(一七五〇~一八三八)との間には四人の子供がいた。エレオノーレ、クリストフ、シュテファン、ロレンツである。長女エレオノーレ(一七七一~一八四一)はベートーヴェンの初恋の対象であったかもしれない。
——平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)22ページより
1787年の7月17日に母が亡くなると、ベートーヴェンは宮廷でのポストのほかに、ボンの貴族の子弟たちにピアノを教えて副収入を得るようになったそうです。ブロイニング家には1784年ころから出入りしていたと思われ、長女のエレオノーレとは生涯にわたって厚い友情でむすばれました。
この頃に着手し、ウィーン到着後の1793年頃に完成させた、このモーツァルトのアリアによる変奏曲はエレオノーレに献呈されています。
作品紹介
モーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》のアリア〈もし伯爵様が踊るなら〉による12の変奏曲 WoO40
作曲年代:1792~93年(ベートーヴェン20~21歳)
出版:1793年7月
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