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2020.03.01
おやすみベートーヴェン 第77夜【天才ピアニスト時代】

ウムラウフのジングシュピール《美しい靴屋の娘》への2つの幕間アリア——歌芝居の幕間のために作曲されたテノールとソプラノのアリア

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1792年、22歳のベートーヴェンは故郷ボンを離れ、音楽の中心地ウィーンに進出します。【天才ピアニスト時代】では、ピアニストとして活躍したウィーン初期に作曲された作品を紹介します。

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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 ウムラウフのジングシュピール《美しい靴屋の娘》への2つの幕間アリア

イグナツ・ウムラウフは、のちに親友となり《フィデリオ》再演や《第九》交響曲初演の指揮をした宮廷劇場コンサートマスターのミヒャエルの父で、舞台音楽に定評のあった作曲家。彼のジングシュピール(ドイツ語の歌芝居)が1795年4月に再演(初演は1779年6月)されるときに、ベートーヴェンに2曲のアリアの作曲依頼があって書かれたもの。

 

第1曲は、テノールのための《おお、なんという人生だ》(旋律はゲーテの詩による《5月の歌》Op.52の第4曲と同じ)。4分の2拍子のアレグレットで、しなやかに人生の喜びが歌われる。

 

第2曲はソプラノのための《靴のきついのはお嫌いですか》で、シチリアーノ風のリズムをもつ8分の6拍子でトリル装飾に特徴のある旋律を歌う。「足にぴったりとした靴を作るのはなんと大変なこと」。

解説:平野昭

 

ジングシュピールの幕間のために作曲された作品ですが、残念ながらウムラウフの《美しい靴屋の娘》は、現在では上演される機会がほとんどないようです。テノールとソプラノ、趣の違うふたつのアリアをお楽しみください。

作品紹介

ウムラウフのジングシュピール《美しい靴屋の娘》への2つの幕間アリアWoO91

作曲年代:1795年3~4月(ベートーヴェン25歳)

出版:1888年

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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