
読みもの
2020.05.21
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」File.09
頭の中を空っぽにして集中したい時間に〜クープランのクラヴサン曲集より


飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
2020年、春。
家の中で過ごす時間が多くなって、ふとした瞬間に、「そうだ、あれをやってみよう!」というちょっとしたチャレンジに手を染めている人が多いみたい。
友人たちも、家庭菜園や料理や手芸など、思い思いの時間を過ごしているようです。
やりたかったけど、なんだかんだで、手のつけられなかったこと。昔は好きだったのに、最近できていなかったこと。
有意義っぽいこともいいですが、私はただただ、頭の中を空っぽにできて、なおかつ集中力のいることに時間を費やすのもいいな、と楽しんでいます。
最近、少しはまっているのが「知恵の輪」。すでに30種類くらい、買ってしまいました。
悪戦苦闘していても、ある瞬間にフワッと抜ける。その感覚がたまりません。抜けたはいいけど、今度は入らない。これまた不意にスッと入ったりする。なんにも力はいらない。
人生、脱力でいこう。
さて、知恵の輪をやっているときのマインドに合う音楽といったら、フランソワ・クープランの「神秘的なバリケード Les baricades mistérieuses」。

バロック時代のフランスの作曲家、フランソワ・クープラン(1668-1733)。作者不明。
タイトルも、なんとなく知恵の輪に合っています。でもこのタイトルが、いったい何を表しているのかは、明らかではないそうで。
全4巻からなるクラヴサン曲集の第2巻 第6組曲 第5曲にあたります。
※クラヴサンはチェンバロのフランス語
何を思ったタイトルなのかなぁ。意外と、恋のもつれ? なかなか心を開いてくれないお相手のこと?
「バリケード」というと堅い響きだけど、音楽はほのぼのしていて洒落ています。
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」

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