《汝イスラエルの牧者よ、お聴きください》BWV104——復活後第2日曜日
2021.04.15
日常に置いておきたい、グリーグの詩的なピアノ小品たち
1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...
あちらこちらで白木蓮(ハクモクレン)の花が見事に咲いているのを見かける季節。桜よりもずっと大振りなのに、とても気品があって、お花のひとつひとつは大人っぽいウェディング・ドレスのようにも見えます。実に美しいですね。
白木蓮の花言葉を調べてみたら、「高潔」「荘厳」「崇高」などとありました。もうすこしフレンドリーな言葉かと思ったら。
音楽用語で「荘厳」といえば、Maestosoという言葉を覚えた記憶があります。ちょっと重々しい意味合いがあるので、白木蓮の花言葉の意味合いとはちょっと違うかな? と思ったり。でも、この用語の付いた曲で、青空に咲く白木蓮の雰囲気にピッタリ! と感じるのは、モーツァルトの作品でしょうか。
たとえばこちら。ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495の第1楽章アレグロ・マエストーソ。
ホルンの温かみある音色と颯爽とした曲想が、真っ白すぎない白木蓮の雰囲気とマッチするかも?
あとはこちら。フルート協奏曲第1番ト長調K.313の第1楽章アレグロ・マエストーソ。こちらも独奏フルートの凛として清々しい旋律が、白木蓮ぽい!?
春は花々の季節。お気に入りのお花とマッチする曲を探す遊び。なかなか楽しいので、トライしてみてください。