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2022.09.06

グレン・グールド生誕90没後40年の特別企画! 坂本龍一のセレクトCDなどが順次リリース

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2022年に生誕90周年・没後40年を迎えたグレン・グールド(1932年9月25日-1982年10月4日)。コンサート活動を放棄し、録音に専念したカナダの天才ピアニストは、日本では正規録音の全作品がCD化され、著作集や伝記、彼を題材にした小説や戯曲まで、関連書が数十冊以上にわたり出版されるなど、没後40年たった今も人気が高い。このメモリアル・イヤーにソニー・ミュージックは、彼の残した録音をさまざまな形でリリースする。

まず、9月21日には、グレン・グールドをこよなく愛する坂本龍一が2008年と2009年に独自の鑑識眼で選んだグールド・ベスト盤「グレン・グールド 坂本龍一セレクション」を4CDにコンパイルした完全盤がリリースされる。ボーナス・トラックとして、坂本プロデュースのもとグレン・グールドの音源にヴァイオリニスト宮本笑里が時空を超えてコラボした「バッハ~グノー:アヴェ・マリア」を追加収録。グールド入門者はもちろん、グールド・ファンにも新たな発見を促す、グールド・ベストの決定盤。

9.21 RELEASE
天才グールドの魅力を、坂本龍一が独自の視点で解き明かした名シリーズを4CDにまとめた完全盤!
グレン・グールド坂本龍一セレクション [完全盤]
品番: SICC 30614~7(4CD)
定価:¥4,400(税込) BSCDロゴ
ボーナス・トラック|バッハ~グノー:アヴェ・マリア/宮本笑里×グレン・グールド×坂本龍一
選曲・企画監修:坂本龍一 解説:宮澤淳一
坂本龍一コメント

今年はグレン・グールド生誕90年・没後40年ということです。
没後40年とはずいぶん長い時間に感じますが、グールドの魅力は全く変わりませんね。ぼくも日々彼の演奏を聴き続けています。 2008年と2009年に出した「グレン・グールド 坂本龍一セレクション」を4CDにコンパイルし、さらに新たなトラックを追加しました。 これからも一緒にグールドを聴き、その演奏を愛でていきましょう。

Photo by zakkubalan (C) 2022 Kab Inc.

そして、10月26日には、1979年から1981年にかけて、グールドが最晩年に精力を傾注した『バッハ・シリーズ(グレン・グールド・プレイズ・バッハ)』三部作の映像が初ブルーレイ・ディスク化される。

3つの映像は、それぞれ『バッハでピアノを弾く理由』『フーガの技法をめぐって』『ゴールドベルク変奏曲』と題され、バッハの本質を語るうえで重要なテーマを扱っている。いずれも映像のテーマでキーとなる作品の演奏をメインに据え、フランスの映像作家でヴァイオリニストでもあるブリューノ・モンサンジョンとの対話を交える形で構成されている。

10.26 RELEASE
グレン・グールド・プレイズ・バッハ~ブリューノ・モンサンジョン監督三部作 [3BD BOX]
完全生産限定盤・日本独自企画盤
品番:SIXC-61~63(3BD)
定価:¥13,200(税込)
※分売(品番:SIXC-64~66/定価:各¥5,500[税込])も同時発売。

さらに、11月23日には、グッズ付CDが2タイトル同時発売される。まず、グールド若き日のポートレートのアクリル・スタンドが付いた「サウンド・オブ・グレン・グールド(CD+アクリル・スタンド)」。新旧のゴールドベルク変奏曲を最初と最後に配し、ハイドンからシェーンベルクまで、グールドの録音レパートリーの精髄をセレクトした入門用アルバム。

11.23 RELEASE
サウンド・オブ・グレン・グールド(CD+アクリル・スタンド) BSCDロゴ
完全生産限定盤・日本独自企画盤
品番:SICC-30696~97
定価:¥3,850(税込)

そして、カレンダー付の「グレン・グールド・カレンダー 2023(CD+カレンダー)」。グールドのカタログの中から厳選された12タイトルの名盤のジャケットを掲載したもので、インテリアとしても楽しめる内容となっている。CDには、カレンダーに掲載された12タイトルから聴きどころのトラックを収録したベスト盤的内容となっている(紙ジャケット仕様)。これらは共に完全生産限定盤。

グレン・グールド・カレンダー 2023(CD+カレンダー) BSCDロゴ
完全生産限定盤・日本独自企画盤
品番:SICC-30698~99
定価:¥2,530(税込)

熱心なファンはもちろん、あまりグールドに触れたことのない人も、さまざまな形でグールドの演奏を楽しめるシリーズの登場。これを機に、伝説のピアニストの演奏に耳を傾けてみてはいかがだろうか。

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