日めくりオントモ語録/ポール・メイエ

読みもの
2018.07.13
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イラスト:駿高泰子

基礎のちゃんとした教育があってのことだよ。アカデミックではないといっても、きちんとした奏法で吹かなければ何もできないからね。

―― ポール・メイエ「バンドジャーナル」1999年7月号より

ソリスト、室内楽奏者、指揮者としても活動するフランスのクラリネット奏者ポール・メイエ。パリ国立高等音楽院というアカデミックな場所で教育を受けている最中でも、それに捕らわれない魅力的な世界を夢見ていたといいます。しかし、さまざまな分野で活動していくために「真剣に、まじめに楽器を吹いていきたい」と語りました。

1958年生まれのスイスの作曲家ミカエル・ジャレル作曲
フルート、クラリネット、オーボエと管弦楽のための「航跡 – 適合II」(2005)

エマニュエル・パユ(フルート) フランソワ・ルルー(オーボエ) ポール・メイエ(クラリネット) ミカエル・ジャレル(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団

メイエは「ソリストとして同年代の音楽を紹介していく義務がある」とも語る。

ポール・メイエ(Paul MEYER 1965-)

名実共に世界のトップに立つクラリネット奏者。1965年アルザス生まれ。13歳でソリストとしてデビュー。パリ高等音楽院とバーゼル音楽院で学ぶ。フランス国内外のコンクールで優勝後、84年NYデビュー。ベニー・グッドマンに出会い親交を結ぶ。以来世界有数のソロ・クラリネット奏者として活躍。
協奏曲のレパートリーは約100曲もの数にのぼり、完璧な技術とずば抜けた音楽性、品のある豊かな音色を併せ持つ天才クラリネット奏者として、ベリオ、ペンデレツキを始めとする数多くの作曲家達から曲を捧げられ、初演も多い。
室内楽でも活発な活動を行っており、クレーメル、ヨーヨー・マ、デセイ、ピリス、ロストロポーヴィチ、スターン、バシュメット、パユ等世界一流のソリスト達、及び、エマーソン、ハーゲン、東京クヮルテット等の弦楽四重奏団とも共演。パユやオーボエのフランソワ・ルルー等、現代最高のフランスの木管奏者達とアンサンブル、「レ・ヴァン・フランセ」を結成し、絶賛されている。
デンオン、CBS、エラート、BMGファンハウス他多数のレーベルでCDが発売され、その中にはギドン・クレーメルとのピアソラ(ECM/ノンサッチ)、プーランクの室内楽(BMG)、チョン・ミョンフン、ギル・シャハム、ジャン・ワンとのメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」(ドイツ・グラモフォン)、ピアノのエリック・ル・サージュと録音したライネッケ、メンデルスゾーン、ヴェーバー(デンオン)及びブラームスのクラリネット・ソナタ(BMG)等がある。

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