日めくりオントモ語録/青柳いづみこ

読みもの
2018.08.23
青柳いづみこ ピアニスト・文筆家
青柳いづみこ
青柳いづみこ ピアニスト・文筆家
安川加壽子、ピエール・バルビセの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業、東京藝術大学大学院博士課程修了。武満徹・矢代秋雄・八村義夫作品を集めた『残酷なやさし...

もし、ドビュッシーがジイドだったら……。思いっきり「悪い子」だったら……。

―― 青柳いずみこ著『双子座ピアニストは二重人格?』(2004年/音楽之友社刊)より

69点にも及ぶ未完成作品が残されているドビュッシー。それらを完成させられなかった理由をひとつを、ドビュッシーが音楽的に生来「いい子」すぎたせいだ、と語る青柳いずみこさん。
自らの半生を“吐き気をもよおすような偽善的で醜い作家の本性を、ほとんど露悪的に書いた”アンドレ・ジイドを引き合いに出して、そのような「文学」に関心と理解はあっても、彼の音楽家としての「良識」が、それらを音楽に持ち込むことをためらわせたのでは、と考察しました。

アンドレ・ジイド(1869-1951)。革新的な手法で数々の衝撃作・問題作を世に出したフランスの小説家。
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