読みもの
2018.06.09

日めくりオントモ語録/アレクサンドル・タロー

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私の人生もラヴェルの作品に似ている!

――アレクサンドル・タロー「音楽の友」2018年6月号より

演奏会でのラヴェル《鏡》が秀逸だったとインタビュアーから受けての回答。「〈海原の小舟〉においては、最初の一音から最後の一音まで一つの流れで弾かなければなりません。つまり、最後を見据えなければならない」と続けた。そして「私の人生も、常に目標を見据えています」と人生と重ねて語った。

アレクサンドル・タロー(Alexandre THARAUD 1968〜)

1968年フランス生まれ。 パリ国立高等音楽院卒業。1989年、ミュンヘン国際コンクールにおいて第2位を獲得し、以後国際的な演奏活動を展開している。現代フランスを代表するピアニストの1人で、特に優れたCD録音に注目が集まっている。近年ではハルモニア・ムンディやエラート(旧ヴァージン・クラシックス)のアーティストとして、ラヴェル、クープラン、ショパン、サティ、J.S.バッハなどの作品の録音を行い、ディアパソン、フォノ・フォルム、クラシカ、モンド・ドゥ・ラ・ミュジクといったヨーロッパの主要音楽誌上で絶賛を博している。リサイタル・ピアニストとして各地のオーケストラとの共演やフェスティバルへの出演はもちろん、若手作曲家への委嘱による「ラモーへのオマージュ」、「クープランへのオマージュ」、1日を通してサティの作品を演奏する「ジュルネ・サティ」など、意欲的なプログラムで常に注目を集めている。日本でも2007年1月に行った東京公演で、ラモーとクープランのプログラムを組んで、聴衆や評論家の賞賛を受けている。ブラームス「チェロ・ソナタ集」が好評発売中。

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