つるの剛士の音楽教育論。音楽を楽しむ心を引き出すことは人生を楽しむ心を育てること
2018.06.18
日めくりオントモ語録/清水和音
せっかくおれと音楽を通じて出会ったんだから、音楽家として生きてほしいよね。
――清水和音「音楽の友」2018年6月号より
教え子の将来について、教える側としての正直な気持ちを吐露。「うまいとかへたとか、そんなことは関係ないし、才能があるとかないとかも関係ない。それぞれ音楽の魅力に魅せられて、それに自分の一生を捧げる人生を送ってほしい」と話し、「いろいろな人生の選択はあると思うけれど、食べるためになにかやるにしても、音楽にはしがみついていてほしい」と続けた。
清水和音(Kazune SHIMIZU 1960~)
1960年東京生まれ。1981年、20歳でロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門優勝、あわせてリサイタル賞を受賞。1982年、デビュー・リサイタルを開く。95年秋から2年にわたった「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全32曲演奏会」は高い評価を得た。デビュー30周年の2011年には、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲全曲」と「パガニーニの主題による狂詩曲」の全5曲を一度に演奏して話題に。デビュー35周年の16年5月には、バッティストーニ指揮東京フィルで、ブラームス「ピアノ協奏曲第1番」「同第2番」を。同年4月からは、2カ月ごと年6回の室内楽シリーズ「芸劇ブランチ・コンサート」を開始するなど精力的な活動を続けている。18年までの5年間、年2回のリサイタル・シリーズ「ピアノ主義」では幅広いレパートリーで聴衆を魅了している。
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