秋を静謐に彩る、坂本龍一のピアノ
2018.06.24
日めくりオントモ語録/ニコライ・ルガンスキー
たとえるならサムライ的な感情の制御、日本人のそういった精神性を、私はすごくラフマニノフにも感じるのです。
―― ニコライ・ルガンスキー 「レコード芸術」2018年7月号より
ラフマニノフは作曲家としてはもちろん、ピアニストとしてもナンバーワンだと語るルガンスキー。「ラフマニノフの演奏をたくさん聴きましたけれど、感情はすごくみえてくるのですが、それと同時にすごく強い意志の力を感じます」と語りました。
セルゲイ・ラフマニノフ: 前奏曲 ト短調 op.23-5 Alla marcia
ルガンスキー(上)とラフマニノフ(下)の演奏
ニコライ・ルガンスキー (Nikolai LUGANSKY 1972-)
1972年、モスクワ生まれのピアニスト。7歳でモスクワ中央音楽学校に入学し、タチアナ・ケストナーに学ぶ。その後モスクワ音楽院でタチアナ・ニコラーエワに師事し、1988年、ライプツィヒの国際バッハ・コンクール、1990年、モスクワのラフマニノフ・コンクールに入賞し、1994年、チャイコフスキー・コンクールで最高位(1位無しの2位)を獲得。1996年に米国デビュー。バッハからラフマニノフにいたる協奏曲、室内楽、ソロ・リサイタルを通して、強靭なテクニックと繊細な詩情を併せ持つ演奏は高く評価されている。
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