バボラーク 室内楽は夢の職業。ベルリンフィルを辞め独立した音楽家となれて幸せ
2018.09.04
日めくりオントモ語録/アレッシオ・アレグリーニ
もちろん音楽は、人を救いはしません。でも、啓発はできる。
――アレッシオ・アレグリーニ「音楽の友」2018年8月号より
イタリアではシリア難民のキャンプに行き、音楽を聴いてもらう小さなプロジェクトをしているというアレグリーニ。「すさんだ心を解く、最初の鍵となるように。私は25年も前から、日本でもそうした活動に関わってます」と話す。アレグリーニは「私は一介のホルン奏者に過ぎませんが、重要なのは、音楽を通じて人間の権利の大切さ、尊さを伝えることです」と、自身の意思を語った。
アレッシオ・アレグリーニ(Alessio ALLEGRINI)
1997年プラハの春国際音楽コンクール優勝、1999年ミュンヘン国際音楽コンクール最高位(1位無し2位)受賞。ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を8年間務めた後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演奏者として1年間活動した。アバドの信頼を得て、長年モーツァルト管弦楽団の首席奏者を務め、この間に録音活動も行う。いずれもドイツ・グラモフォンよりクラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団との共演で、2011年に「モーツァルト:ホルン協奏曲集」、「モーツァルト:協奏曲集」(管楽器のための協奏交響曲K.297b)、「J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集」(ブランデンブルク協奏曲第1番)をリリース。2004年からローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団の首席奏者として活躍し、ルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者も務める。指揮者としては、ヒューマンライツ・オーケストラを創設し、音楽監督を務めている。また、カリアリ・リリコ劇場管弦楽団でワーグナーとブラームスのオーケストラ・レパートリーを指揮したほか、ジェフリー・テイトの代役としてハンブルク交響楽団を指揮。
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