3人の指揮者チャンネル「The Three Conductors」Op.6が2月...
2018.09.04
日めくりオントモ語録/アレッシオ・アレグリーニ
もちろん音楽は、人を救いはしません。でも、啓発はできる。
――アレッシオ・アレグリーニ「音楽の友」2018年8月号より
イタリアではシリア難民のキャンプに行き、音楽を聴いてもらう小さなプロジェクトをしているというアレグリーニ。「すさんだ心を解く、最初の鍵となるように。私は25年も前から、日本でもそうした活動に関わってます」と話す。アレグリーニは「私は一介のホルン奏者に過ぎませんが、重要なのは、音楽を通じて人間の権利の大切さ、尊さを伝えることです」と、自身の意思を語った。
アレッシオ・アレグリーニ(Alessio ALLEGRINI)
1997年プラハの春国際音楽コンクール優勝、1999年ミュンヘン国際音楽コンクール最高位(1位無し2位)受賞。ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を8年間務めた後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演奏者として1年間活動した。アバドの信頼を得て、長年モーツァルト管弦楽団の首席奏者を務め、この間に録音活動も行う。いずれもドイツ・グラモフォンよりクラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団との共演で、2011年に「モーツァルト:ホルン協奏曲集」、「モーツァルト:協奏曲集」(管楽器のための協奏交響曲K.297b)、「J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集」(ブランデンブルク協奏曲第1番)をリリース。2004年からローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団の首席奏者として活躍し、ルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者も務める。指揮者としては、ヒューマンライツ・オーケストラを創設し、音楽監督を務めている。また、カリアリ・リリコ劇場管弦楽団でワーグナーとブラームスのオーケストラ・レパートリーを指揮したほか、ジェフリー・テイトの代役としてハンブルク交響楽団を指揮。
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2021.03.02
ワルツ:語源は中世ドイツ語の「回る」!「会議は踊る、されど進まず」で一躍有名に
2021.03.01
ユーフォニアムが柔和に響く「未来派」の絵画
2021.03.01
ベートーヴェンが劇音楽を付けたゲーテの戯曲『エグモント』〜魅力的な英雄の主張とは
2021.02.28
能における「鬼」の存在とは?能面師・宇髙景子さんに聞く深淵世界
2021.02.26
シューマンが40代を過ごしたドイツ・デュッセルドルフでの思い出
2021.02.26
ショパン国際ピアノコンクール予備予選から本選までの課題曲と審査方法の全貌を解説!
2021.02.25
オンライン能『船弁慶』が3月31日(水)まで公開中
2021.02.25
電話をめぐる恋人たちの喜劇〜“かけない”スマホ時代に思うこと