下野竜也が現場の極意を伝授!~指揮者は音楽をオーケストラにどう伝え、共有するのか
2018.09.06
日めくりオントモ語録/アレクサンドル・タロー
彼といっしょに仕事をしていたら、あまり話をしないのですよ。すごくよくわかるので、なにも言葉で確認する必要がないくらいです。
(チェロ奏者ジャン=ギアン・ケラスについて)
――アレクサンドル・タロー「音楽の友」2018年9月号より
ブラームスのチェロ・ソナタを録音する際に、同じくブラームスの「ハンガリー舞曲」を一緒に編曲したというタローとケラス。20年間一緒に演奏していて、音楽がどんどん本質に近づいていることを実感しているようです。
信頼関係はもちろんですが、特にケラスは言葉を使わずに何かを伝える達人なのかもしれません。
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ) アレクサンドル・タロー(ピアノ)
アレクサンドル・タロー(Alexandre THARAUD 1968〜)
1968年フランス生まれ。 パリ国立高等音楽院卒業。1989年、ミュンヘン国際コンクールにおいて第2位を獲得し、以後国際的な演奏活動を展開している。現代フランスを代表するピアニストの1人で、特に優れたCD録音に注目が集まっている。近年ではハルモニア・ムンディやエラート(旧ヴァージン・クラシックス)のアーティストとして、ラヴェル、クープラン、ショパン、サティ、J.S.バッハなどの作品の録音を行い、ディアパソン、フォノ・フォルム、クラシカ、モンド・ドゥ・ラ・ミュジクといったヨーロッパの主要音楽誌上で絶賛を博している。リサイタル・ピアニストとして各地のオーケストラとの共演やフェスティバルへの出演はもちろん、若手作曲家への委嘱による「ラモーへのオマージュ」、「クープランへのオマージュ」、1日を通してサティの作品を演奏する「ジュルネ・サティ」など、意欲的なプログラムで常に注目を集めている。
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