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2025.06.09
名曲解説100
30秒でわかるショパン:ピアノ・ソナタ第2番《葬送》

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番《葬送》について30秒で丸わかり♪
フレデリック・ショパン(1810〜49)のこのソナタは、第3楽章に葬送行進曲を置いていることで知られています。実はこの葬送行進曲は1837年に単独で書かれたものでした。そして2年後、前後の3つの楽章が書かれてソナタとなったのです。ちょうどショパンがフランスの女性作家ジョルジュ・サンドと親密な関係になっていた時期のことです。
体が弱かったショパンは1838年秋、転地療養も兼ねて彼女とともにマジョルカ島に渡りますが、島の気候はかえって結核を悪化させて衰弱し、そのため島民からも白い目で見られるなど、悲惨な状況に陥ります。しかし、ジョルジュ・サンドの献身的な介護の甲斐あって持ちこたえ、1839年マジョルカをあとにし、夏にノアンのサンドの家に落ち着くことで健康を回復させました。
ソナタはこのノアンで書かれ、暗く情動的な第1楽章、情熱を叩きつけるようなスケルツォ、悲愴な葬送行進曲、不気味な両手オクターヴの動きで駆け抜けるフィナーレからなります。全体を覆う暗い悲劇性はマジョルカ島での経験の反映とも考えられますが、全体の確かな構成と充実した書法にはノアンで健康を取り戻した当時のショパンの創作力の高まりが示されているといえるでしょう。
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35《葬送》
作曲年: 1839年
演奏時間: 約25分
編成: ピアノ
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