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ディミヌエンド:デクレッシェンドとの違いは? 最初は音量ではなく演奏法への指示だ...

2025年に日本で公開される映画の中で、クラシック音楽ファンにおすすめの作品や音楽の魅力を楽しめる作品を厳選してご紹介します。

フランス留学後、ファッション誌『エル・ジャポン』編集部に入社。その後『ハーパース バザー』を経て、『エル・ジャポン』に復帰。カルチャー・ディレクターとして、長年、映画...
実在する双子の天才ピアニスト、プレネ姉妹の人生をモデルに『コーダ あいのうた』のプロデューサーが贈る、感動の人間ドラマだ。幼い頃からピアノに情熱を注ぎ、名門音楽院に入学したクレールとジャンヌはソリストを目指し練習を重ねるなか、自分たちの両手が徐々に不自由になる難病を抱えていることを知る。一度は音楽をあきらめようとするが、それでもともに支えあい、唯一無二の新たな演奏法に挑んでいく。
主演の双子を演じるのは、Netflixドラマシリーズ『エミリー、パリへ行く』のカミーユ・ラザと新星メラニー・ロベール。本作のためにピアノの猛特訓をした彼女たちが劇中で披露する、ベートーヴェンやリストなどの華麗なパフォーマンスは見どころの一つだ。また、音楽学校が舞台の作品だけにピアニストの卵と教師との関係やオーディションの舞台裏も描かれるので、クラシック音楽ファにはより楽しめるはず。さらに音楽への情熱を貫いた姉妹が「最上のソリスト」になるラストの驚きと感動は、ぜひスクリーンで体感してほしい。(2025年2月28日より公開)








