音大入試・受験対策に役立つ! 『音楽大学・高校 入試問題集』の活用法
音大受験を決めたなら、手元に持っておきたいのが『音楽大学・高校 入試問題集』。本書は、全国の音楽を学べる学校の公表された過去問をまとめた、唯一の問題集です。聴音、視唱、和声、楽典などの音楽系科目のほか、難関校については国語、英語、小論文も掲載。楽典・邦楽楽典・国語・英語にはすべての問題に解答例と解説を付けています。ここでは『音楽大学・高校 入試問題集』の活用法を紹介します。
*記事は内容の更新を行っている場合もありますが、基本的には上記日付時点での情報となりますのでご注意ください。
執筆:堀内亮(音楽大学講師)、荒木淑子(音楽ライター)、各編集グループスタッフ。音楽之友社および『音楽大学・学校案内』編集グループは、1958年に年度刊行書籍『音楽大...
まずは志望校の課題と学習スタート時の自分の力を知ろう
音大によって、試験内容はさまざまで、難易度や傾向も違います。やはり、志望する音大に合せて準備していくのが近道。受験準備に着手した段階の力試しとして、本書で志望する音大の過去問を実際にやってみましょう。すると、どのような問題が出題されているのか、また今の時点で自分がどれだけ問題に太刀打ちできるのかを知ることができ、その後の学習の指針となります。ある程度勉強してきた人は、その音大の問題の難易度や傾向も分かるでしょう。
楽典・国語・英語は、一人でも取り組める
掲載されているすべての楽典・国語・英語の問題には、解答例、解説が付いていますので、一人でも勉強を進めていくことができます。もちろん、よく分からないことがあれば、指導者の方や学校の先生に質問し、解決しておきましょう。聴音や視唱などは、習っている先生にお願いして、一緒に取り組むようにしましょう。
さらに志望校の過去数年分の問題をやるのもおすすめ
『音楽大学・高校 入試問題集』のバックナンバーを可能であれば過去5年程度見て、志望校の問題を確認することで、同じ出題形式が続いているなどの志望校の出題傾向が分かります。また実際に類似した問題を解いていくことで傾向に慣れるとともに自分の弱みも知ることができ、学習の目標も明確になります。
いろいろな大学の問題に取り組んでみよう
自分の苦手な科目や分野、弱点の対策にも、本書は利用できます。その科目について、いろいろな大学の問題を解くことで、さまざまな出題傾向に対応できるようになり、総合力が養成されます。もちろん、その分野に特化した教材や問題集などで対策するのも、有効です。おススメの音大入試対策のための教材は「音大の入試・受験対策におススメ! 本、参考書、Webサイト」で紹介しています。
緊張感をもって入試問題に挑戦!
本書に掲載されているのは、実際に過去に出題された入試問題(一部、入試問題例を含む)。楽典などの筆記試験の科目は試験時間、聴音は演奏回数、視唱では予見時間などを記載しています。この実施方法を参考に、入試直前に「模擬試験」としても活用できます。本番を完全シミュレーションして取り組むことで、予行練習ができるでしょう。
受験勉強・練習の参考に
巻頭特集では、入試の合格者と試験担当教員のリアルな声をレポートするなど、入試に直接役立つテーマを中心に扱っています。勉強や練習の参考にご覧いただき、ご活用ください。
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