読みもの
2020.03.19
「音大ガイド」5.音大関連参考書紹介

(1)音大受験・進学から卒業後・就職まで 役に立つ本、参考書

当「音大ガイド」では、音大に進学したいと思った人向けに記事を揃えていますが、さらにくわしい情報を知りたい方には、以下の商品をおススメします。

*記事は内容の更新を行っている場合もありますが、基本的には上記日付時点での情報となりますのでご注意ください。

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『音楽大学・学校案内』編集グループ
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『音楽大学・学校案内』編集グループ 音楽之友社

執筆:堀内亮(音楽大学講師)、荒木淑子(音楽ライター)、各編集グループスタッフ。音楽之友社および『音楽大学・学校案内』編集グループは、1958年に年度刊行書籍『音楽大...

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音大に興味を持ったら読みたい本

◎総合ガイドブック
『音楽大学・高校 学校案内 国公立大・私大・短大・高校・大学院・音楽学校』

音楽之友社 編
音楽之友社

音楽関連の学部・専攻・コースを有する学校を網羅した、唯一のガイドブック。各学校の案内は体裁が異なり、音楽専攻以外の情報も掲載されている場合もありますが、本書は、音楽を志望する方に必要な事項のみを掲載し、重要度が高い項目を厳選し統一レイアウトにて編集。特色、設備、最新の教員、進路情報、次年度の入試概要、課題曲など、一冊で基本的な必要事項を効率良く把握できます。毎年、読者ニーズに沿った巻頭特集も充実。音楽の道を目指そうと考える人に必須の一冊。

◎音大の魅力を熱く語る
『音大進学・就職塾』

茂木大輔 著
音楽之友社

著者は元N響首席オーボエ奏者(2019年3月に定年で退職)で、指揮者やエッセイストとしても活躍する茂木大輔。自身の音大での学生生活の経験を踏まえて、音楽家を目指す夢と可能性について語っています。音大での実際の学びや卒業後の進路、「音大に進めばプロになれるのか?」という率直な問いかけから「プロ楽団員心得」まで、実際に役立つ情報が満載。2008年発行の本ですが、音楽を学ぶ若者の熱い心は今も同じ!

 

『音大進学・就職塾』

◎コメディー漫画で音大生活を疑似体験?!
『のだめカンタービレ』(全25巻)

二ノ宮知子 著
講談社

2001年から漫画雑誌での連載が始まり、その後、テレビドラマや映画にもなって大きなブームを巻き起こしたコメディー漫画。クラシック音楽をテーマに、音大ピアノ科に通う「のだめ」と呼ばれる女子学生が、個性的な音大生たちと真剣に音楽を学び、成長していく姿が描かれています。作者の綿密な取材により、紙面からは聞こえないはずのピアノ曲やオーケストラ作品などの魅力が見事に表現され、リアルな音大生活が見えてきます。

 

◎音楽キャリア研究の最新版
『新・音楽とキャリア 音楽を通した生き方・働き方』

久保田慶一 著
スタイルノート

音大キャリア研究の第一人者による、音楽に関わるすべての人に向けて書かれています。人生100年時代と言われるいま、社会で必要とされている音楽とは? 音楽家とは? 今の音楽家に必要な教養とは? 音楽と社会の関係は?などと、現代におけるキャリアを改めて考えます。「演奏家になってコンサートを開くことだけが音楽の道ではない」「音大卒業生は必ず音楽の道へ進むべきとは言えない」とも。音大に興味を持った受験生に読んでほしい一冊。

 

◎令和の時代の音大進学を考える
『2018年問題とこれからの音楽教育—激動の転換期をどう乗り越えるか?』

久保田慶一 著
ヤマハミュージックメディア

元・国立音楽大学教授である著者が危惧する、「2018年問題」。2018年を境に大学を受験する日本の18歳人口が大きく減少しはじめ、各大学の経営にも影響を与えています。日本の音大も例外ではありません。音大卒は儲かるか儲からないか? 音楽大学はなぜ必要なのか? と読者に迫り、まさに激動の転換期である現在、音楽が好きだからという理由だけではすまされない、音楽を学ぶ意味、音大に進学する意味を改めて考えさせられる一冊。

音大卒業後の就職不安を解消します!

◎音大生の魅力を再発見
『「音大卒」は武器になる』

大内孝夫 著
ヤマハミュージックメディア

発売と同時に大きな話題となった一冊。著者の大内孝夫は音楽大学に勤務する、元大手銀行の支店長。もともと音楽関係者ではないがゆえに、音楽を長く勉強し続けた学生たちの音大での経験は社会で生きていくための強力な武器になると、音大生ならではの良さを見出しました。音大卒では一般企業には就職できないという思い込みを捨て、音大生の能力とキャリアを活かす方法、音大生が自立するための「本物の」アドバイスを聞いてみましょう。

 

◎音大生、音大卒業生の就活を応援
『「音大卒」の戦い方』

大内孝夫 著
ヤマハミュージックメディア

『「音大卒」は武器になる』の著者による異色のキャリアガイド。音大での経験は社会で生きていくための強力な武器になる!という著者の主張を実践すべく、「これからの音大生に求められるもの」「音大生が磨くべきもの」「音大卒のサバイバル術」などを紹介しています。音大に興味を持った受験生、進学先を音大にするか一般大学にするかで悩んでいる受験生にも、ここで紹介されている音大卒業生の多くの事例は、心強いヒントになります。

 

◎すべての就職活動生へ
「音大卒=武器」にした元メガバンク支店長が贈る!  大学就職課発!! 目からウロコの就活術』

大内孝夫 著
音楽之友社

『「音大卒=武器」にした元メガバンク支店長が贈る!』とサブタイトルに銘打ち、就職活動に臨む音大生をはじめとするすべての学生必見の書。第1部では、著者が勤務する音楽大学で実際に執筆した「就職指導日誌」にワンポイント・アドバイスなどを加え、第2部では、一流企業への就職者数を大幅に伸ばした、就活指導の“肝”を披露。すべての就活生に向けて自分の「武器」を持つことを熱く説きます。著者は音楽之友社のWebサイトでも就活生に向けたQ & Aを執筆。

『「音大卒=武器」にした元メガバンク支店長が贈る!  大学就職課発!! 目からウロコの就活術』

◎音楽キャリア研究の第一人者による
『音楽とキャリア 学生から大人まで・よりよく生きるための新たなアドバイス』

久保田慶一 著
スタイルノート

著者の久保田慶一は元・国立音楽大学副学長で東京経済大学客員教授の、18世紀ドイツの音楽を研究する学者ですが、音大生や音楽家のキャリア形成についての著書も多数。「第1部:音楽とキャリア」「第2部:音楽を生涯の友に!」に続く第3部では、「音楽に生きる人々」として「音楽療法士」「オーケストラスタッフ」「ピアノ修復師」「音楽教科書編集者」「レコードディレクター」「生涯学習音楽指導員」の6人を紹介しています。

 

◎演奏家を目指す音大生・受験生におススメ
『〈対談〉音楽で生きていく!
10人の音楽家と語るこれからのキャリアデザイン』

青柳いづみこ 著
アルテスパブリッシング

ピアニスト・文筆家である著者・青柳いづみこが、今注目の20~30代の演奏家10人と本音で対談。登場するのは、會田瑞樹(打楽器)、上野星矢(フルート)、川口成彦(フォルテピアノ)、川瀬賢太郎(指揮)、佐藤俊介(ヴァイオリン)、田村響(ピアノ)、本條秀慈郎(三弦)、村松稔之(カウンターテナー)、森円花(作曲)、脇園彩(メゾソプラノ)。彼らの歩みは、演奏家を目指す若者たちへのヒントとなるでしょう。

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『音楽大学・学校案内』編集グループ
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『音楽大学・学校案内』編集グループ 音楽之友社

執筆:堀内亮(音楽大学講師)、荒木淑子(音楽ライター)、各編集グループスタッフ。音楽之友社および『音楽大学・学校案内』編集グループは、1958年に年度刊行書籍『音楽大...

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