劇伴作曲家・石塚玲依のピアノ・ソロ作品『ソナチネ《アストラム》』がリリース

web3/DAOによる共創イノベーションのための社会実験コミュニティであるDICTから派生した企業、株式会社Virgoが運営する音楽レーベル「DICT Records」は、現在構築中のサンドボックス・コミュニティ「DICT Music DAO」の枠組みから、劇伴作曲家・石塚玲依と人気イラストレーター・CYONによるピアノ・ソロ作品『ソナチネ《アストラム》』をリリースした。

「DICT Music DAO」は、作曲家、演奏家、デザイナー、そしてリスナーによる音楽制作とその活用のためのサンドボックス・コミュニティで、この枠組みの制作においては、作曲家に具体的な発注はなされず、作曲家が内包する音楽性を自由に表現する場として考えられている。ただし、「多くの聴衆が楽しめる楽曲であること」と、「演奏家が演奏したいと思える楽曲であること」の2点を基本理念としており、これに賛同した作曲家が現在、制作を行なっている。

今回リリースされる『ソナチネ《アストラム》』は、「DICT Music DAO」のβ版から生まれたもの。作曲および音源制作を担当した石塚玲依は、現在放送中のTVアニメ「わんだふるぷりきゅあ！」の後期エンディング主題歌『しあわせえぼりゅ～しょん♡』や、「進撃の巨人」エンディング主題歌『美しき残酷な世界』、「プリパラ」2nd Seasonおよび3rd Seasonのサウンドトラックをはじめ、多数のアニメ作品のための音楽を手掛ける作曲家だ。氏のバックボーンにある近代フランス音楽の影響を受けた『ソナチネ《アストラム》』は、これらのアニメ作品では聴くことのできない、美しい和声のピアニスティックな作品となっている。

ジャケット・イラストは、コピックアワード2021準グランプリ等を受賞し、国内外に多くのファンを持つ人気イラストレーターCYONが担当。完成音源からのインスピレーションに基づいて、自由創作された。

作曲家、イラストレーター、レーベルのそれぞれの活動がシナジーを生み出し、作品を成長させることが想定されている「DICT Music DAO」。今後はこの枠組みに演奏家を加え、さらに活発な作品の利活用を促進していきたい考えだ。