タワレコ・バイヤー推し! の3枚

2月「バレンタイン」特集にちなみ、チョコレートにぴったりの1枚!&「レコード芸術」特選盤2選

読みもの
2019.02.05

タワーレコードのクラシック担当バイヤーが、2月特集「バレンタイン」にぴったりの1枚をピックアップ! さらに、月刊誌「レコード芸術」2月号の特選盤に選んだCDの中から、さらに優れた2枚を推してもらった。

推した人
板谷祐輝 タワーレコード オンライン事業戦略部
板谷祐輝
推した人
板谷祐輝 タワーレコード オンライン事業戦略部
2011年タワーレコード入社。オンラインショップのマーケティング・事業戦略を担当。好きな音楽はクラシック、現代音楽、アンビエント、欅坂46。趣味は作曲、ピアノ、クラリ...
板倉重雄 タワーレコード商品本部洋楽部
板倉重雄
板倉重雄 タワーレコード商品本部洋楽部
レコード「板」の「倉」を守る「重」たい「雄」です。「レコード芸術」購読歴は40年、レコード業界歴は24年。現在タワーレコード株式会社、商品本部洋楽部勤務。SPレコード...
上村友美絵 タワーレコード商品本部
上村友美絵
上村友美絵 タワーレコード商品本部
音大を卒業後、タワーレコードに入社。クラシックに限らずピアノものが好き。趣味は映画に舞台鑑賞。

スイーツ好きのサティおじさんと一緒にチョコレートを食べよう~2月「バレンタイン」特集より

■サティおじさんのおかしな交遊録/Various Artists

バレンタインデーは大切な人と愛を確かめ合う日ではありません。
チョコレートを食べる日です。

今や世界的に「お菓子界の帝王」としての地位を確固たるものにしているチョコレートは、スイーツ好きにとっては決して無視できない。
スイーツ好きの作曲家といえば、シュークリームをこよなく愛したというエリック・サティ。
ジャケットからして実に甘く美味しい。

この『サティおじさんのおかしな交友録』はサティとフランス6人組をテーマにしており、6人組の合作作品「エッフェル塔の花嫁花婿」の合間にサティの小品が挟まれるというトラック構成になっている。
合作作品もなかなか聴く機会の少ない作品だが、間に挟まれる《ジムノペディ》《ジュ・トゥ・ヴ》等のサティ定番作品も、コース料理中のグラニテのように良い味を出している。
またミヨーの《殺戮のフーガ》の一つ前のトラック名を見れば本盤を選出させてもらった理由がおわかりいただけるだろう。

バレンタインデーはチョコレートを食べる日です。

(タワーレコード オンライン事業戦略部 板谷祐輝)

サティおじさんのおかしな交遊録/Various Artists

指揮 : ベルナール・デグロープ
アンサンブル : Erwartung Ensemble
演奏者 : クラーラ・ケルメンディ

Naxos
NYCC-27272

武藤武明×ロンドン・フィルによる“オケもの”行進曲!~「レコード芸術」2019年2月号特選盤より

■「行進曲」-世界に冠たる日本のマーチ-/武藤英明 、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

「行進曲集」と言えば、LP時代はオーケストラ録音の定番で、カラヤン、バーンスタイン、パレー、オーマンディなどの巨匠たちが、それぞれの得意曲を録音していたものでした。ところが、CD時代になると「行進曲集」は吹奏楽物ばかりとなり、オーケストラ録音はほとんどなくなっていました。そんなときに忽然と姿を現したのが武藤武明指揮ロンドン・フィルによるこのアルバム、しかも日本の行進曲集です!

これが各曲を芸術作品として見直させるほどの名演、名録音なのです。例えば《軍艦行進曲》。パチンコ屋の店頭音楽として粗っぽい音でかけられていたものですが、今回は弦楽器が加わった優美壮麗な音楽となっており、作品の気宇壮大さに初めて気づかされるほどでした。このほかにも、TVのスポーツ中継で有名な、レイモンド服部、古関裕而、黛敏郎らの行進曲が実に魅力的に鳴り響いています。これにはロンドン・フィルの合奏力、音楽性、音色美が大きな力となっているのでしょう。

(タワーレコード商品本部 板倉 重雄)

「行進曲」-世界に冠たる日本のマーチ-

指揮 : 武藤英明
管弦楽 : ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

Exton
OVCL-00688

メジェーエワが描き出すノルウェーの美しい風景~「レコード芸術」2019年2月号特選盤より

■春に寄す~グリーグ作品集/イリーナ・メジューエワ

ノルウェーの国民的作曲家エドヴァルド・グリーグ。2017年に日本デビュー20周年を迎えたピアニスト、イリーナ・メジューエワが、ノルウェーの豊かな自然や情景を描いた「抒情小曲集」全10集計66曲から、16曲をセレクトしました。さらにグリーグ自作の歌曲をピアノ用に編曲した作品5曲も収録されています。

「抒情小曲集」はグリーグが生涯に渡り作曲した、まさにグリーグの音楽人生のような、創作の変遷をたどることのできる作品集です。

メジューエワの、力強くくっきりと浮かび上がる音……それがまるで光のように、風のように、自在に変化しながら情景を聴き手に届けてくれます。

名曲《アリエッタ》や《トロルドハウゲンの婚礼の日》は心穏やかに、でもキリっと引き締まった演奏。グリーグがデンマークを旅したとき、ノルウェーの自然や風景を思い出し作曲されたという《春に寄す》は、神秘的な情景の移ろいが細やかに奏でられます。

(タワーレコード商品本部 上村 友美絵)

ピアノ : イリーナ・メジューエワ
若林工房
WAKA-4212

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