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《第九》が年末に演奏される理由とは?《第九》トリビアを紹介!

年間を通してお送りする連載「週刊 ベートーヴェンと〇〇」。ONTOMOナビゲーターのみなさんが、さまざまなキーワードからベートーヴェン像に迫ります。
第16回目は、教えることが不得手だった? ベートーヴェン先生の愛弟子にフォーカス。後に、まったく違う人生を歩むことになる2人の弟子を、かげはら史帆さんが紹介してくれました。

東京郊外生まれ。著書『ニジンスキーは銀橋で踊らない』(河出書房新社)、『ベートーヴェンの愛弟子 – フェルディナント・リースの数奇なる運命』(春秋社)、『ベートーヴェ...
いわずと知れた大作曲家であり、また若い頃は名ピアニストでもあったベートーヴェンですが、ひとに音楽を教えるのは得意ではありませんでした。たしかに、あまりに我が強すぎて、根気よく優しく生徒を導く……というタイプには見えません(失礼!)。
しかし、若い才能に目を向けたことが一切なかったわけではありません。彼は音楽人生のなかで、ふたりのプロの音楽家を門下から輩出しました。ひとりはカール・チェルニー、もうひとりはフェルディナント・リースです。









