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2020.04.19
広瀬大介の“耳福”ハイレゾ入門 第1回

ハイレゾが聴けるサブスクリプション(定額配信)サービスを選ぼう!

ガジェットをこよなく愛する広瀬大介さんが、「音楽は好きだけど、聴くのはもっぱらiPhoneのApple Musicで、付属のイヤフォンを使っています」という方のために、もう一歩踏み込んで、「よりよい音」で音楽を聴くための方法をナビゲート!

少しずつ投資することで、いま耳にしているそのサウンドのクオリティは劇的に上がります。ここではクラシック音楽を中心に、よりよい環境で聴くためには何が必要か、何を揃えればいいのか、少しずつその世界を広げられるようお手伝いします。

広瀬大介
広瀬大介 音楽学者・音楽評論家

青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。iPhone、iPad、MacBookについては、新機種が出るたびに買い換えないと手の震えが止ま...

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まず、よい音で聴くには、もともとの音源が高音質である必要があります。今回はたびたび耳にすると思われる「ハイレゾ」という言葉について。

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ハイレゾとは「ハイ・レゾリューション」の略語です。レゾリューションとは「 resolution 解像度(細かさ)」のこと。解像度の高い音源、というのが直訳になるでしょうか。

一般に「ハイレゾ」という言葉は、「CD音質」よりもよい音源、という意味で使われています。ハイレゾ音源のデータ量はCDに収まっているそれよりも多く、その分、音の情報量が多い=CDよりもよい音が鳴る、という理屈です。iPhoneなどでハイレゾ音源を聴く場合、いままではダウンロードの音源を買うしか選択肢がなかったのですが、最近ではもうひとつの選択肢、サブスクリプション(定額配信)という方法が増えました。かつてはCDやレコードを購入しなければ聴けなかった音楽の世界は、いまや膨大なレパートリーを誇るサブスクリプション、月決め定額配信に、主役の座が移っています。

iPhoneをお持ちの方ならば(そしてこのコラムを読んで下さっている方ならば)、音楽を聴く際に、同じApple社が提供するApple Musicの月額契約を結んでいる方もいらっしゃることでしょう。この契約に類するサービスを提供している会社はいくつかあります。

もっとも勢いのあるライバルはSpotify(スポティファイ)。このふたつの会社は提供している音源の数などにおいて、ほぼ同等の内容を有しています。ただ、クラシック音楽の場合、提供されるレーベルには微妙な違いがあるようなので、自分が聴きたいとおもっている音源がちゃんと含まれているかどうかは、事前に確認した方がよいでしょう。

その他にはGoogle Play Music、LINE Musicなども、それぞれに同種のサービスを提供しています。

ただ、これらのサービスは、2020年4月時点においてまだハイレゾ音源を提供していませんので、基本的にはCDと同等か、それ以下の音質でしか聴けないことになります。よりよい音で聴きたい!という本コラムの性質上、やはりハイレゾ音源で聴けるサブスクリプション・サービスを紹介せねばなりません(ナゾの使命感)。

というわけで、現時点でハイレゾ音源を聴くことのできるのは以下の2社。すべての音源がハイレゾで提供されているわけではありませんが、比較的新しい音源、リマスタリングされた超有名音源であれば、ハイレゾ化されていることが多いです。ご自身の使い方に合わせてお選びいただければ。毎月CD1枚を買うよりも安い、と思えば、契約へのハードルも下がるかも?!

Amazon Music HD

個人プラン:月額1,980円 プライム会員:月額1,780円
最高音質:24bit/192kHz

Mora qualitas (モーラ・クオリタス)

スタンダード:月額1,980円

最高音質:24bit /96kHz

第2回「イヤフォンを選ぼう」に続く!

広瀬大介
広瀬大介 音楽学者・音楽評論家

青山学院大学教授。日本リヒャルト・シュトラウス協会常務理事・事務局長。iPhone、iPad、MacBookについては、新機種が出るたびに買い換えないと手の震えが止ま...

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