インタビュー
グラスハーピスト 大橋エリに訊く~モーツァルトの超レア曲を収録したアルバムをリリ...
1850年頃に書かれたとされるフェルディナント・バイエル(1806〜1863)のピアノ教本。ピアノを習っていた経験があれば、その名前を知らない人はいないでしょう。今でもピアノを習う多くの子どもたちに親しまれていますが、このドイツのピアニストで作曲家でもあるバイエルの人物像やピアノ教本の成り立ちは、ほとんど知られていません。
大人には懐かしの、子どもにとってはまだまだ現役のバイエルについて、研究者の小野亮祐さん、安田寛さんが深掘りし、その謎に迫ったのが、4月に刊行した書籍『バイエルの刊行台帳』(音楽之友社)。
商品としての『バイエル』がどのように完成したのか、ブルクミュラーやハノンなど他の教則本と何が違うのかなど、ピアノ弾きなら気になる内容のほか、発行部数の実態、バイエルの生い立ちや過ごした街、同時代を生きた音楽家など、19世紀を中心とした時代性も垣間見ることができる一冊です。


『バイエルの刊行台帳』紹介動画(3分)
また、本書の出版記念オンラインセミナーが開催されます。9月12日(日)10時30分から90分にわたり、著者2人が解説。本の内容を深掘りするほか、ゲストにピアノ教本研究家の山本美芽さんを迎えて、ピアノ指導やドイツ音楽史の観点などの角度から“バイエルの謎”に迫ります。
オンラインセミナーのトークテーマはこちら。







