ショパンだけじゃない「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭、配信でも開催中!
ポーランド国立ショパン研究所が主催する第16回「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭が無事に8月15日に開幕し、 8月31日までワルシャワ・フィルハーモニーで毎日演奏会が行なわれてる。感染症対策を実施のうえで観客を導入し、さらに公式YouTubeチャンネルとFacebookページからライブ配信も行なわれ、世界中から楽しむことができる。
「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭は、ショパンのみならず、ショパンと同時代を生きた作曲家や影響を受けた作曲家、ポーランド出身の他の作曲家などにも焦点を当て、ショパンを中心としてヨーロッパ全体を俯瞰するという意図も込められている。
国立ショパン研究所で広報を担当するアレクサンドル・ラスコフスキさんは、「音楽祭の名前は『ショパンと彼のヨーロッパ』。ショパンが太陽のような存在だと想像してみてください。音楽祭では、彼の周りのすべての星や惑星、月を紹介します。例えばショパン以前の時代では彼が敬愛していたバッハ、ショパンからインスパイアされた作曲家としてはスクリャービン。毎年、包括的なプログラムを考えています」と語る。
会場内では、手指の消毒やソーシャルディスタンスを考慮して客席数を減らすなどの対策がとられているが、この音楽祭を愛する音楽ファンたちでにぎわっている様子は健在だ。
ワルシャワ市民には「今は演奏会が開催できているが、これから先いつどうなるかわからないから、今のうちに楽しんでおかないと!」という雰囲気もあるそう。
演奏会はエフゲニ・ボザノフ、ニコライ・ルガンスキー、イーヴォ・ポゴレリッチのリサイタルを除き、すべてライブ配信される。
最終日8月31日に登場する2010年ショパン国際ピアノコンクールで優勝を果たしたユリアンナ・アヴデーエワを始め、“ショパコン入賞者”の演奏も見逃せない。
視聴は下のリンクボタンから。
関連する記事
-
ピアニスト4人に超絶技巧について質問! 一番難しかった曲は? 練習の秘訣は?
-
フジコ・ヘミングは「ときめく」ピアニスト! 傍らで感じた魅力、変化、死生観...
-
コロナ禍に挑戦した3つの習い事。遠い世界を経験して得たもの
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly